シャント風前の灯 | ひまのブログ IgA腎症と28年目の戦い

ひまのブログ IgA腎症と28年目の戦い

「扁桃腺摘出・ステロイドパルス療法」
からすでに長い月日が経過してとうとう透析になってしまいました。そこまでのドタバタ端末を書いていきたいと思います

今週の水曜日にシャントのPTAの予定だった。

日曜日の仕事中、シャント肢が痛む。ズキズキと。今までこんな事無かったのに?

自宅に帰って聴診器で音を聴く。

あれ?

ザーザー音がしない。

心臓の拍動音だけ。

こんなだっけ?

左手バンザイするだけで、うるさいくらい音が聞こえた筈。

明日、月曜日になったらクリニックかシャント作った病院に聞いてみよう。


結局、シャント作った総合病院は全く電話が繋がらず、クリニックに電話し、シャントの調子が悪いと伝えた。

10時に来てと言われて、12時からの仕事だったから、まだ間に合うだろうとすぐに向かった。


奥のベッドでエコーで見てもらう。

看護師さん達の顔が険しい。

先生が出てきて、「ここが詰まってるんだね」と揉みほぐす。痛い!

「少しは通っているけど」と先生。

「いつもの火曜日の透析まで、この血管が持つ保証は出来ない。今、このまま透析して行くのが一番だと思うけど、仕事なんだよね?」技師さんから言われる。

「今ならまだ何とか透析出来ると思う」


え?

そんなに悪いの?

たいした事ないんじゃないの?

だって、何も無かったよ?


結局、一旦クリニックを離れ、会社に寄って休みを貰う。明日の昇格試験の用紙とかまだ貰っていなかった。食べ物買って、家に帰って透析の支度をしてお昼ご飯を食べて、またクリニックへ。


少し痛かったけど、何とか穿刺できた。

が、圧がかかって機械がなりっぱなし。

赤いランプもつきっぱなし。

4時間を目標にやっていたけど、3時間半がやっと。しかも圧を逃すために水を入れまくったから、除水にならなかった。


途中、若い先生が来て「向こうの病院と連絡を取りました。水曜日にPTAやってもダメだったら、そのままシャントの作り直しをするので、入院の準備をして行って下さい」


え?

そんなに大事なの?

ちょっとだけ、細い所があるだけじゃなかったの?

右手にシャント作ったら、もう仕事出来ないじゃん。仕事続けられないなら明日の試験は何の為に受けるの?あんなに練習して。ストレス目一杯で、夜も眠れなくて。手を使うのにズキズキと手が痛いのに、これで早く出来るの?

無理!

明日、一応試験受けるけど、もう受かる気がしないし、結果もどうでも良い。

明日から見事に大雪らしいし。

試験会場まで、1時間で着くかしら?

何で、天まで私の味方じゃないの?


頭の中ぐるぐると碌でも無い想像が駆け巡る。

涙が止まらない。

私の努力は、何だったの?

年をとったら、持ってる資格まで勝手に消えるの?年をとるってそんなに悪い事?

何でもう一度同じ事を試験されなければならないの?

そんなシステム考えたあなた。

ある年齢を迎えたら自動的に時給が下がる。その持っていた資格が一段下がる。

自分がその年齢を迎えた時、同じ目にあったらどんな気持ちか是非教えてください。尋常じゃないくらいのストレスなんです。何年も前にできた事をシステムが多少変わっているので、覚え直さなければならないし、現実の業務ではなく、ただのやり方の真似みたいな事をやらせる。その通りでなくてはならない。時間もストップウォッチで測る。時間オーバーは許されない。手が痛いのに。

以前受かった試験に何年も経って、不合格になるのはみっともない。


私が今の店では一番年上だから、今まで経験していないの。みんな若いから。他の部門で私と同じ歳の人はいたけれど、満年齢を迎えた時に辞めてしまった。もう一人の人は最初から資格試験を受けていないので、一番下の時給でやっている。これからも取る気はないそうです。


でも、シャントだめなら私も辞めなくちゃならないかな。

もう出来る仕事ないかな?

まだ、辞める気ないから試験受けるのにな。

なんか、お先真っ暗。


明日はカロナール500を飲んで頑張る。

応援してください。