ベルリンを舞台にした映画「ラン・ローラ・ラン」「善き人のためのソナタ」 | Ka_Naのブログ

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40歳から再び走り始めて10年目を迎えました。ワールド・マラソン・メジャー制覇(Six Star Finisher:東京・ボストン・NY・シカゴ・ベルリン・ロンドン)を目指しています。(現在★★★★(2017/2019/2021東京・2018ボストン・2022NY・2023シカゴ))

Road to BERLIN MARATHON 2024

 

 

 

 

 

 

ベルリンを舞台にした映画、

第三弾「ラン・ローラ・ラン(1998)

第四弾「善き人のためのソナタ(2006)

 

 

 

2作品あわせて、感じたこと、考えたことを徒然に綴ります

 

(1)ラン・ローラ・ラン(1998)

 

(2)善き人のためのソナタ(2006)

 

(3)ベルリンへの期待(ますます高まる)

 

  ラン・ローラ・ラン(1998)

 

映画「ラン・ローラ・ラン」とは
 

●いわゆるタイムリープ物(危機+アクション+サバイバル)
●テクノ音楽やアニメ、アートなどドイツの近代カルチャーをベースにしたお洒落な雰囲気がする映画

●ドイツ語の原題は、LOLA RENNT(ローラ、走れ)

 

laufen:一般的に走るを意味する、ランニング・ジョギング

rennen:緊急度が高い、競走する

 

 

80分と短い映画ですが、なかなかに面白かったです

 

出典:ラン・ローラ・ラン Trailer 以下同

 

1998年であり、街には雑然とした雰囲気も残っており(通りも汚い、がれきが残る、雑草が生い茂る…など)、当時の様子が伺いしれます

 

・ドイツ・ベルリンでよくある軽食スタンド(Imbiss)

 

そして、そうしたシックな(退廃的とも)街の雰囲気の中、赤い髪で派手な女性が疾走しまくるので、「街の中で、ローラが目立つ絵になっていました

 

・オーバーバウム橋を疾走する

 

街を疾走する中で、ローラの動きが道行く人々の先々の将来に影響します(ストロボ調で格好いい映像に)

 

今読んでいる洋書が「様々なつながりをもとにして現在が成り立っている」というエピソードを綴っており、我が身にも色々思うところも

 

体重が大幅に増えたから

 ⇒ 40歳台でランニングを再開へ

ブログを書いていたから

 ⇒ 仲間と切磋琢磨しサブスリーを継続へ

6大マラソン達成を目指したから

 ⇒ 人生初のベルリン遠征へ

・・・

 

ちなみに、ローラを演じた女性(フランカ・ポテンテ)は、先々の将来、ボストン生まれの元CIAエージェントのパートナーに(映画の中の話ですが)

出典:ボーン・スプレマシー Trailer(ジェイソン・ボーン by マット・デイモン)

 

 

 

  善き人のためのソナタ(2006)

 

映画「善き人のためのソナタ」とは

●冷戦下の東ドイツを舞台に、反体制派とそれを監視する国家保安省(通称シュタージ)局員の心の動きを映す感動のストーリー
●厳しい監視(盗聴)による統制・締付け、上層部の腐敗もリアリティをもって映し出す

●2007年 アカデミー賞外国語映画賞受賞

●なお、ここでのソナタとはベートーヴェンのピアノ・ソナタ第23番ヘ短調作品57「熱情」のこと

 


監視(盗聴)中に、ヘッドフォンから流れるソナタを耳にしながら、涙を流す主人公(ヴィースラー大尉)

出典:善き人のためのソナタ Trailer 以下同

 

ヴィースラー大尉を演じたドイツ人俳優の演技も素晴らしく、調べてみたら東ドイツ出身で、実際に当時シュタージによる監視を受けていたそう

 
・権力者たる特権階級はトラバントではなく、でかいVOLVOのリムジンに(実際そうだったそう)

 

映画に出てくるアパート、オフィス、街の雰囲気も、何となく社会主義国家っぽい無機質な感じがしており、見る人が見れば「当時の東ドイツだな」とわかるのでしょうね

 

 

 

  ベルリンへの期待(ますます高まる)

 

ともに、街に冷戦時の雰囲気が多少残っている印象でした

 

映画を見ながら「ここはベルリンのどこだろう?」など、映画の場面とGoogleストリートビューから楽しく街探索をしました

 

・フリードリッヒ通り:上 Googleストリートビュー、下 ラン・ローラ・ラン

(下はまだ現在のようにブランドストリートにはなっていない。野暮ったい雰囲気も)

 

 

・コンサートハウスとフランス大聖堂:上 Googleストリートビュー、下2枚 ラン・ローラ・ラン

 

 

・カールマルクス書店:上 Googleストリートビュー、下 善き人のためのソナタ

(残念ながら書店は現在閉店している様子)

 

善き人のためのソナタのフィナーレは、なかなかに素敵でした

 

・カールマルクス書店で「善き人のためのソナタ(Die Sonate vom Guten Menshen)」という名前の新作を手に取る主人公

 

フィナーレとなったこの(元)書店は、ベルリンマラソンのコースとしては、先に記したアレクサンダー広場から続く、大通り「カール・マルクス・アレー」にあります

 

この通りは、かつて東ドイツが健在だった頃、東ドイツが消滅するまでは国家的な行事を行う首都の大通りとしての役割を与えられ、メーデーのパレードや10月7日の建国記念日などに行われる国家人民軍の軍事パレードなどが行われていた、とのこと(wikipediaより抜粋)

 

映画のフィナーレをこの通りで迎える意味を理解するとともに、来るベルリンマラソンでこの通りを走れることが楽しみになってきました

 

旧カールマルクス書店は11.5kmあたり、コース右側を位置すべきとインプット

 

ドイツ  ドイツ  ドイツ

 

「善き人のためのソナタ」は1980年代から90年代始めのタイムラインで、昔といえば昔ですが、私にとっては、そこそこ記憶がある時代です

 

・ゆでたまご「キン肉マン」集英社より。7人の悪魔超人編は1982年あたりだったかと(ブロッケンjr vs スフィンクスマン)

ドイツ・ベルリンをキン肉マンで知りました。少年ジャンプに出てくるドイツ・キャラは皆、ナチスっぽい恰好に

 

 

日本で、私が少年ジャンプを読んでいた頃、このような凄まじい監視国家が成り立っており、反体制派の人々が戦っていた…

 

にわかには実感しにくいですが、シュタージ博物館にも足を伸ばして、目に焼き付けてこようと思う私です

 

 

 

 

ベルリンマラソン、ますます楽しみになってきました

 

***(英語学習の一環で簡単な英作文をするようにしています。違和感などがあれば、ご指摘いただけると助かります)***

 

"Das Leben der Anderen" ("The Lives of Others" in English) is a German film released in 2006. 

The film is set in East Berlin in 1984, during the height of the Cold War, and provides a gripping portrayal of the surveillance state maintained by the East German government, particularly through the lens of one Stasi officer's transformation. 

"Das Leben der Anderen" also uses cinematography and atmospheric design to immerse the audience in the emotional and political landscape of East Germany.