シカゴマラソン・レース編(その4/全6編)レース前後の流れ+年代別世界選手権 | Ka_Naのブログ

Ka_Naのブログ

40歳から再び走り始めて10年目を迎えました。ワールド・マラソン・メジャー制覇(Six Star Finisher:東京・ボストン・NY・シカゴ・ベルリン・ロンドン)を目指しています。(現在★★★★(2017/2019/2021東京・2018ボストン・2022NY・2023シカゴ))

今回は、レースにかかるロジ周りを記します

 

レース編 その6でも触れる予定ですが、海外レースの難点のひとつは「ロジ周りへの不安」です

 

・土地勘がない:交通機関の勝手が分からない

・スタンスがつかめない:運営の厳格さ/緩さ

・言葉が伝わらない:問い合わせができない・聞ける人がいない

 

などなど、、、

 

マラソンツアーでは問題ないでしょうが、私の場合、セルフで申請・手配しているので、不安が尽きません

 

なお、今回は費用圧縮のため、今まで使ったことがない、LCC(格安航空会社)・AIRBnB(民泊)だったので、なかなかに不安でした

 

・会場から数駅乗り継ぎ、最寄り駅から宿泊先に至る道。いわゆるアメリカのよくある住宅街。これはこれでなかなか良い経験になりました

 

 

  スタート前

 

シカゴマラソンにおける、ロジ周りのポイントを集約すると以下の3点かと(個人の感想です)

 

①朝が早い

②荷物預けができる

③スタートブロックが遠い+厳格

 

 

①朝が早いについて

 

■ 当日の行動予定表

 

4:10 起床

4:50 宿を出る

4:55 宿の最寄り駅(Blue Line:Chicago)に着く

5:20 会場の最寄り駅(Green/Orange Line:Roosevelt)に着く

5:30 Gate 9(※年代別選手権用・推奨時間)に着く 

トイレ⇒荷物預け⇒整列へ

 

※年代別選手権の運営は後述

 

スタート3時間前に食事を終わらせるべし、という法則があるとおり、起床時間も4時台になります

 

なお、実際のところ、Roosevelt駅についたのが5:30過ぎで、Gate9を通過したのも6:10-20あたりだったかと

 

・宿泊先を出る際にGoogleナビで状況確認、ちなみに電車が来たのは5時過ぎでした

 

 

②荷物預けができるについて

 

シカゴマラソンの良い所のひとつは、スタート・ゴールが同じ場所であることです

 

ボストンもNYCMも、スタート地点とゴール地点は遠く離れており、そもそも荷物預けがあったのか?定かでないです

 

 

③スタートブロックが遠い+厳格について

 

3つのウェーブスタートに分かれているとはいえ、5万人規模の大会。一つ一つのブロックが長く、ブロック数も多いため、年代別選手権の設置場所も相まって、「スタートブロックまでとても遠い」と感じました

 

 

また、日本のマラソン大会のスタートブロックは、大抵ロープで区分けしているじゃないですか

(場合によって、あとからロープをくぐってしれっと入ってきたり、指定外のブロックに入ったり…)

 

シカゴもNYCMもスタートブロック(Corral)の管理はかなり厳格で、各Corralは金網の柵で囲われており(プリズンブレイクか)、ゲートの出入りには門番にゼッケンを見せる必要があります

 

ゲートのクローズ時間が来て、一度閉まったら、二度と開けてくれそうにない雰囲気でした

 

・画像はイメージです from シカゴ郊外で撮影されたプリズンブレイク

 

 

  ゴール後

 

こちらも3点

 

①ビールが出る

②街中はランナーであふれる

③色々とサービスがある(様子)+バス等のサービスは微妙に



①ビールが出るについて

ゴール後に水や食べ物の補給の流れで参加者に等しくビールが渡される…というのは、日本の感覚では、なかなかに無いですよね

(確か、アメリカではビール1杯程度では飲酒運転に当たらない という話も)


昨今の、せせこましい日本の風潮だと、「マラソン大会後にビール(アルコール)を主催者が提供するのはいかがなものか」などと批判がありそうですが、ここはアメリカ

 

久々のビールを美味しくいただきました!


②街中はランナーであふれるについて
 

前日の5Kのレースでも思ったのですが、レース後は街中にいるランナー・マラソン関係者の比率が高い印象がありました

 

東京マラソンなどでイメージすると、マラソンの日でも東京駅、銀座界隈ではマラソンに関りの無い人たちがほとんどです

 

シカゴの場合、肌感覚で3-4-5割くらい※がランナーだったり応援の方だったり…と(※当然場所によります)

 

で、海外マラソンでよくある、見知らぬ人から「Congrats!」とか「Great!」と声を掛けられるのは、数多くあり、ランナー同士だと「You too」と返したり、なかなかに楽しかったです

 

・10/6金曜 ロビー邸 見学ツアー(詳細は観光編)。ツアー参加者の半分以上はマラソン参加者

 

 

 

③色々とサービスがある(様子)+バス等のサービスは微妙に

 

レース後にビールが出され、さらにはビールの引換があったりします

 

また、自分の場合、レース後のその足でシカゴ美術館に行ったら、無料にしてくれたり…と(officialには数ドルの割引、現金で払おうとしたからかもしれません)

 

一方、マラソン大会なので、バス等のサービスは結構休止されます

 

Googleナビでは数分後に来る予定のバスが・・・全く来ないことも

 

 

 

  年代別世界選手権(Abbott Age Championships)について

 

①優遇されている感じはなし

②不手際がいろいろと…

③女子総合1位は藤澤舞さん(2位に大差をつけてぶっちぎり)

 

 

①優遇されている感じはなしについて

 

・シカゴマラソンのエントリーフィー

253.8ドル(在外ランナー)

 

・これに年代別選手権のフィーが付くと

423ドル

 

170ドルほどのプレミアムが乗っていますが…

 

正直な所、このプレミアムほど優遇されている感は無かったです

 

●ゲート入場で長時間待たされる

●スタートエリアから非常に遠い

●トイレが少ない

・・・

・GATE 9を待つ、11th Bridge上からの光景

 

 

②不手際がいろいろと…

 

①でのゲート入場の長蛇の列はまだしも、荷物受け取りの混乱はひどかったですね

 

ざっくりいうと、荷物保管が全くのランダムだったため、ランナーが受け取りに来ても荷物の在りかが分からない⇒ものすごい大混乱+多くの人が長時間待たされることに

 

察するに、例年には無い設定だったので、効率的に仕切るリーダーや経験者・不在だったのではないかと推察されます

 

収束に向けて世界中のランナーと協力して荷物を仕分たのはいい思い出です

 

 

 

③女子総合1位は藤澤舞さん(2位に大差をつけてぶっちぎり)

 

40歳台以上が対象のレースとはいえ、男子は2時間30分を切らないと上位にはのぞめません

 

私のカテゴリー(50-54歳)でも、上位陣は2時間30分切りです

 

 

そして、女子の部では、雑誌「ランナーズ」などでもお見掛けする、藤澤選手が総合一位に輝いています

 

しかも2位に大差をつけており、これはすごいです

 

おめでとうございます!

 

女子の部は自分も知るランナー(がんちゃん など)がもし出場したら、結構上位に行くのではと何か期待をもたせるものがあります

 

 

 

(参考)上記リンクから読み取れる年代別選手権の参加者内訳

 

荷物受け取りの件もあり、興味があったので参加国、年代で集計をかけてみました。私がExcelで集計処理しており誤りがあるかもしれませんのでご容赦を

 

・地元USが圧倒的多数

・日本は男女とも第四勢力

・男女1名ずつ参加の国も多し⇒招待?かな

 

完走者 男子1,263名、女子1,043名

 

■ 男子の国別参加者(85か国)

 

参加者
(USA) 486
(GBR) 93
(CAN) 86
(JPN) 69
(MEX) 46
(GER) 35
(IRL) 33
(FRA) 28
(ITA) 27
(BRA) 25
(ESP) 23
(AUS) 20
(POL) 17
(CHI) 17
(SUI) 16
(SWE) 16
(NED) 14
(NOR) 13
(ARG) 12
(POR) 10
(COL) 10
(FIN) 10
(CHN) 8
(AUT) 7
(RUS) 6
(NZL) 6
(LTU) 6
(CRC) 6
(SLO) 5
(BEL) 5
(IND) 5
(TPE) 5
(DEN) 5
(PER) 5
(ROU) 4
(DOM) 4
(THA) 4
(ECU) 4
(GRE) 4
(GUA) 4
(KAZ) 4
(HKG) 3
(SGP) 3
(ISR) 3
(LAT) 2
(VEN) 2
(CRO) 2
(MAR) 2
(BAN) 2
(HUN) 2
(ESA) 2
(BLR) 2
(MDA) 2
(CZE) 2
(SRB) 1
(TTO) 1
(CAY) 1
(BAR) 1
(UKR) 1
(CAM) 1
(INA) 1
(PAK) 1
(BIH) 1
(PAR) 1
(TUR) 1
(KUW) 1
(NEP) 1
(CYP) 1
(SRI) 1
omart 1
(SVK) 1
(JAM) 1
(TAN) 1
(BER) 1
(EST) 1
(ALG) 1
(TUN) 1
(SEN) 1
(UGA) 1
(MGL) 1
(EGY) 1
(MSR) 1
(SMR) 1
(PUR) 1
(KEN) 1
総計 1263

 

■ 男子の年代別参加者


年代
参加者数
40-44 223
45-49 314
50-54 264
55-59 222
60-64 115
65-69 67
70-74 41
75-79 11
80+ 6
総計 1263

 

 

■ 女子の国別参加者(71か国)

 

参加者数
(USA) 599
(GBR) 82
(CAN) 79
(JPN) 43
(MEX) 24
(IRL) 19
(AUS) 19
(BRA) 17
(GER) 11
(NED) 9
(ITA) 9
(SWE) 8
(BEL) 7
(ARG) 7
(CHN) 6
(NOR) 6
(DEN) 5
(ESP) 5
(FRA) 5
(CHI) 4
(NZL) 4
(POR) 4
(SUI) 4
(DOM) 3
(MGL) 3
(SGP) 3
(RUS) 2
(POL) 2
(CRC) 2
(GRE) 2
(TPE) 2
(GUA) 2
(AUT) 2
(COL) 2
(PER) 2
(EST) 2
(BAH) 2
(CZE) 2
(VEN) 2
(UGA) 1
(PAN) 1
(INA) 1
(FIN) 1
(GUY) 1
(MAR) 1
(RSA) 1
(BLR) 1
(PAK) 1
(HKG) 1
(PAR) 1
(MKD) 1
(PHI) 1
(ARU) 1
(ECU) 1
(NGR) 1
(ISL) 1
(ESA) 1
Aiday 1
(ISR) 1
(THA) 1
(ALG) 1
(TUR) 1
(BER) 1
(UKR) 1
(KEN) 1
(UZB) 1
(LAT) 1
(ZIM) 1
(LCA) 1
(CAY) 1
(LTU) 1
総計 1043

 

 

年代 参加者数
40-44 194
45-49 274
50-54 223
55-59 156
60-64 124
65-69 44
70-74 22
75-79 5
80+ 1
総計 1043