2018年ボストンマラソン、2022年ニューヨークシティマラソンに続き、3回目の海外レース参戦です
レース前のもろもろを綴りました。
(1)USAの光と影
:6大マラソンのうち、北米3レースから出場 ~ 良くも悪くもアメリカへの関心が高まった
(2)時の流れが速すぎる
: ジャネーの法則。時の流れをゆるやかにして、よりじっくり味わいたい
USAの光と影
アメリカ人が良く使う言い回しとして
「良いニュースと悪いニュースの両方あるけど、どっちから聞きたい」
があるじゃないですか
昨年のニューヨークシティマラソン以来、Youtubeのニュースチャネル(NBC Nightly News)を登録して、毎日視聴しているのですが、実際のニュース番組も「悪いニュース」と「良いニュース」の両方を使い分けているように感じます
20分くらいの構成なのですが、おおよそ以下の構成になっています
①番組のアウトライン
(Breaking newsが何々で、●●、□□...と全体像を示す)
②悪いニュース
(大抵は犯罪や災害など、深刻で、目を引く話題)
③良いニュース
(締めに、ほっこりする温かいエピソードを持ってくる)
②悪いニュースについて
私の印象・記憶では以下のものが残っています
・警察官の行き過ぎた拘束(死亡させてしまう⇒黒人の暴動につながる)
・殺人事件(弁護士家族、複数大学生byブライアン・コーバーガー。法廷のシーンも出たりする)
・銃関係(小学校での発砲事件、無差別乱射事件(結構ある))
・災害関係(disastrousとかdevastating、deadlyなどで形容、山火事、洪水や竜巻などの異常気象 climate changeなど)
・交通インシデント(航空会社のシステムダウン
貨物列車の脱線と汚染)
・トランプ元大統領関係(classified documentsなど)
・街の犯罪(防犯カメラ映像から)万引きの増加(theft、店を閉める)
・社会問題(インフレ、難民・国境問題、公害;飲み水の汚染…)
などなど
アメリカは、現代の富の象徴のような国なのでしょうが、、、
起こっているニュースを見ていると…タフさが求められる気がします
③良いニュースについて
一方で、良いニュースも提供されており、アメリカ的な盛り上がりを見せます
(番組の最後にもってきており、後味を良いものにする効果が?)
・サプライズ的な贈り物をする(すごく盛り上がる)
・軍人が帰還して子供と再会する(学校に来る)
・人々が助け合う(災害のニュースとあわせて)
・困難を克服する
・・・
ちなみにマラソン関係では、今年のボストンマラソンのエピソードが紹介されており、交通事故の深刻なダメージから立ち直って、完走を果たした方のストーリーが紹介されていました
多くの市民は、良いニュースに巡り合う生活を過ごしているのでしょうが…アメリカは悪いニュースに実際に遭う確率もそこそこ高いという話もあり…まぁ、何にしても色々と興味深いです
アメリカと日本は関係が深いですし、ナイキやNewBalanceなどの巨大メーカーがあり、ランニング文化の多くはアメリカからもたらされますし、アメリカの光と影を引き続き見つめていきたいと思う私です
時の流れが速すぎる
遠い先にあると思っていた、シカゴマラソンも目前
数ヶ月前まで「40歳台ももう終わり、50歳まであとわずか」と思っていたのですが…
50歳を過ぎ、ますます時の流れが加速している気がします
実際、「ジャネーの法則」として、一般的にも年をとると時の流れが速く感じられる背景が説明されています
少し言い換えると、人生経験が積みあがることで、同じ時間・経験でも相対的に短く感じるのかと
マラソン大会の参加にも同じことがいえるかもしれません
経験が積み上がったり、同じレースに出続けたりすると、何となく短く感じるようになるかと(逆に初回はとても長く感じる)
* * *
私の中では、海外マラソンに参加するのは、経験を重ねた、諸先輩方が挑戦しているイメージがありましたが、その理由の一端が分かった気がします
経験がないこと、未知への領域に踏み出すと、(そのひとときにおいて)時の流れが長く感じることから
「(短くなる)時の流れを緩やかにして、人生をよりじっくり味わうため」なのかと思います
シカゴマラソン
なかなかに厳しいコンディションですが、とくとじっくり堪能したいと思います
(おまけ1)
アメリカ人にとって、ふるさと的な道といえば「ルート66」。今回の遠征は、その終点であるLAサンタモニカから、始点であるシカゴに向かいます
(おまけ2)
戦い終えたチームメイトを出迎える大谷選手
同じく朝ランニング@LA ダウンタウン
アメリカの西成ーかの有名なスキッドロウ