On nOthing  -257ページ目

Summer Wave #15 さくら 7

「よし、行くか!」オッカはうちにむかえに来た。今日、ゆみは塾があり、キムは野球があるので来られなかった。

「うん行こう」チビのところ行く。今日は牛乳とパンを持った。

「今日はペンキを塗ろう」大きな荷物を持っている。

「うわ、なんかわくわくするね。でも良いの?」

「うーん、いいんじゃない?親父はあまり俺に何も教えてくれないから、自分で色々やらなきゃな」なんて少しかっこいい事を言う。

「そっか。いいね」いつもの森のこのルートには途中にクワガタやカブトムシのいる木があったり、どんぐりや栗の木、木イチゴなど色々な植物があり、一日中夢中にさせてくれる。
それに鳥や兎、リスもよく見る事が出来るし、フジやスミレ、ヒメジョン等綺麗な花や、コンフリーやアカツメグサ等密を吸える花もある。

「クワガタみっけ!」とオッカはその木の前に立っている。

「ノコギリかな?」

「だな・・。なあ捕まえて」とオッカを見ると両手が塞がっているのに気がついた。というのは嘘で、どうするのか見ていたのだ。

「えー今取ってもどうしようもないよ?」

「だってこれでっかいぜ!キムとかに自慢できる!」と大きな声で言う。

「うーん、分かったよ」と言いクワガタをとってあげた。それを持ちながら秘密基地まであるくのは本当は嫌だった。



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