短編小説 Wonderful One Wonder 8
駅に向かう途中ケンカをしているカップルがいた。
女の人が男の人の腕を引っ張っている。
それでも男の人は振り払い行ってしまった。
明日には世界が終わってしまわないかな。
と時々思っていた学生時代。
バイトをして、好きなアーティストのCDを買ったり、洋服を買ったり、色々と模索した。
殆どが失敗、という訳でも、成功という訳でもなく、夢というのもなく、何がしたいという訳でもなく、生きていた。
というありきたりな人間だ。とか思ったりしている。それが青春か、とか一人夜な夜な妄想と空想を繰り返し、なんだ、皆もそうなだ、とか、その言葉ってそんな意味だったのかとか、そういう小さい発見を楽しんで、そういう小さいものがどれほど大事なのかも知らずに、ただ楽しんで、それでいて何処かものすごく空しく、儚く、時として酷く残酷で・・・。
そんな徒然と纏まりのない事を感じては、納得していた。
明日にはというのが、何か一つの、私にとっての決め台詞的な、大事なワードであった。
私喋るの苦手だなぁ・・。と常々感じていた。
時々、ものすごく話が上手で、わくわくやドキドキを与えつつも、言わずもがなというところを分かっている人がいて、尊敬した。
誰かを傷つける様な酷い言葉を発する、批評家が沢山いた中で、彼らは慎重に言葉を選んでいた。
死にたい奴は死ねばいいと言った人がいた。
その裏に優しさや臆病があったとしても、私はそんな言葉が嫌いだった。
小学生の頃、同級生の男の子にやんちゃの子がいて、たまに長く学校を休んでいたりもしていて、少し問題児のところがある子だったのだけれど、何処か魅力的で、でもやはり問題児で、先生は手を焼いていた。
とある日先生は泣きそうな顔をして、その子に「ちゃんとしないといけないの。わかるでしょ?ね?先生のいってる事わかるでしょ?このままじゃいけない。ちゃんとしないといけない」って手を震わせながら言っていて、その子はうんって頷いて、何か変わりそうだなって思った出来事があったんだけど、それでその何日か後に、その先生は割とお年の先生だったのだけれど、学校の階段から落ちてしまっ
て、入院することになり、暫く学校にこなくなってしまった。
そしたら、幾日か経って、校長先生が教室に来て、何かと思ってたら担任の先生が癌で亡くなりました。って言った。
残酷な言葉を聞いた後に何故かその事を思い出してしまう。その後クラスの皆が泣いた事も。
その男の子はその後も変わらず休んだり、していたけど、でも人を惹きつける魅力は持っていて、でもシャイで臆病で、いつも逃げていた様に思う。でも真面目で、良い人で、と考えていると涙が堪えられなくなり、コンビニのトイレに急いで入った。
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女の人が男の人の腕を引っ張っている。
それでも男の人は振り払い行ってしまった。
明日には世界が終わってしまわないかな。
と時々思っていた学生時代。
バイトをして、好きなアーティストのCDを買ったり、洋服を買ったり、色々と模索した。
殆どが失敗、という訳でも、成功という訳でもなく、夢というのもなく、何がしたいという訳でもなく、生きていた。
というありきたりな人間だ。とか思ったりしている。それが青春か、とか一人夜な夜な妄想と空想を繰り返し、なんだ、皆もそうなだ、とか、その言葉ってそんな意味だったのかとか、そういう小さい発見を楽しんで、そういう小さいものがどれほど大事なのかも知らずに、ただ楽しんで、それでいて何処かものすごく空しく、儚く、時として酷く残酷で・・・。
そんな徒然と纏まりのない事を感じては、納得していた。
明日にはというのが、何か一つの、私にとっての決め台詞的な、大事なワードであった。
私喋るの苦手だなぁ・・。と常々感じていた。
時々、ものすごく話が上手で、わくわくやドキドキを与えつつも、言わずもがなというところを分かっている人がいて、尊敬した。
誰かを傷つける様な酷い言葉を発する、批評家が沢山いた中で、彼らは慎重に言葉を選んでいた。
死にたい奴は死ねばいいと言った人がいた。
その裏に優しさや臆病があったとしても、私はそんな言葉が嫌いだった。
小学生の頃、同級生の男の子にやんちゃの子がいて、たまに長く学校を休んでいたりもしていて、少し問題児のところがある子だったのだけれど、何処か魅力的で、でもやはり問題児で、先生は手を焼いていた。
とある日先生は泣きそうな顔をして、その子に「ちゃんとしないといけないの。わかるでしょ?ね?先生のいってる事わかるでしょ?このままじゃいけない。ちゃんとしないといけない」って手を震わせながら言っていて、その子はうんって頷いて、何か変わりそうだなって思った出来事があったんだけど、それでその何日か後に、その先生は割とお年の先生だったのだけれど、学校の階段から落ちてしまっ
て、入院することになり、暫く学校にこなくなってしまった。
そしたら、幾日か経って、校長先生が教室に来て、何かと思ってたら担任の先生が癌で亡くなりました。って言った。
残酷な言葉を聞いた後に何故かその事を思い出してしまう。その後クラスの皆が泣いた事も。
その男の子はその後も変わらず休んだり、していたけど、でも人を惹きつける魅力は持っていて、でもシャイで臆病で、いつも逃げていた様に思う。でも真面目で、良い人で、と考えていると涙が堪えられなくなり、コンビニのトイレに急いで入った。
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