昨日まであるお客様のライフプランの作成と検討を行っていました。
手取りが約500万円で、来年にはマイホームを購入予定で、3年後には第二子誕生を予定しているライフプランです。
さらに万一の場合の保障は足りるかの検討も依頼されていました。
住宅ローンの計算だけなら、専用ソフトを使えば借入金額から毎月の返済額は簡単に計算できます。
教育資金だけなら、子供の進学プランに合わせた必要金額を計算してその金額を準備する金融商品を選べば良いです。
老後資金だけなら、今からいくら貯めればよいのか分かりますから、それに合った金融商品を選べば良いです。
それをトータルで検討していくのがライフプランによるアドバイスです。
でも、すべての要望が実現できるとは限りません。収入は限られていますのでお客様の希望通りにはならない場合が多いのです。
その場合には順番を付けて検討するのですが、その内容を今回は記事にしてみました。
優先する内容から書くと、
①子供の教育資金
お金がかかる私立大学ではなく国立大学にしましょうとか、資金を多少削減しましょうとは言えません。どこの家庭でもこれは最優先でしょう。
満額準備できるようにします。
②マイホーム購入および住宅ローン
教育資金や家計収支に影響する場合は、購入価格を引き下げます。しかし、相場がありますから現実と大きくかけ離れる購入価格では意味がありません。
建築予定地の地価や建物の坪単価を参考にしながら調整していきます。
③老後資金
①と②の後にどれだけ貯金残高があるか、老齢年金がいくらもらえるか計算した上で、今からどれだけ収入を増やせば良いか、支出を削減できないか検討します。
収入を増やす方法は奥様のパートの提案です。支出を削減する方法は家計簿の細かいチェックです。各家庭により、支出にそれぞれ特徴があるからです。
・光熱水道費が平均の家庭より倍以上かかっている家庭
・通信費(特にスマホ)が平均の家庭より倍以上かかっている家庭
・被服費や娯楽費が食費と同じくらいになっている家庭
・自動車購入費や自動車関連費が異常なくらい多い家庭・・・
削減できる支出はたくさんあります。
これらの検討して、最終のライフプランを作り、万一の場合のライフプランも作って様々な改善提案を行うのです。
ライフプランや万一の場合のライフプランを作るまでに、税金、年金、金利、金融商品などの多くの知識が求められます。
まさに、ライフプランの作成と検討はファイナンシャルプランナー(FP)の総合力が問われると言っても過言ではないと思います。
昨日はそれを完成して疲れてヒックリ返っていました(それほど若くないので・・・)
でも、FPをやっていてライフプランを作っていたら、絶対ボケにはならないなと思っています
栃木・宇都宮の
FP・保険コンサルタント
五十嵐良太郎
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