前回、「山形のお客様!セールスにやられてしまいましたね」を書いた時に書く内容でしたが、長文になりそうだったので今回書きました。
前回は、保険料がムダと言って積立投信を押しつけてくるファイナンシャルプランナー(FP)や、相続で必要だった保険を投資信託に乗り換えられてしまった山形市のお客様の話しでした。
これらはほんの一例で、保険の見直しと称して生命保険をやめさせるとんでもない言い方をするFPや金融機関の営業が多いです。
生命保険は、それほど突っ込みやすく本当に知られていない商品だとも言えます。
保険に関わって20年以上になりますが、相談に来たお客様から聞いた話で件数が多いベスト5です。
↓ 注意してね ↓
①10年ごとに保険料が高くなるなんて良くない保険です
今でもダントツで1位です。外資系やカタカナ系(保険ショップ含む)の営業が盛んに使っていたセールス話法で違法性があります。
国内生保が販売していた更新型の保険を切り崩す言い方ですが、お客様の更新時期になるとかなり説得力があります。
これについては、10月に書いた記事、「新しい保険に乗り換える時はココに注意してください!」で詳しく説明してますので下記の関連記事をご覧ください。
②付き合いで保険に入っているのはお金がもったいない
これも外資系やカタカナ系の営業が使っていた言い方です。
付き合い料として毎月お金を払っているようなもので、そこまでして付き合いが大事ですか?もう、よろしいのではないですか?と言う説得の言葉が続きます。
付き合い関係に疑問を感じさせ、損していると言う意識を持たせる言い方をします。
加入した経緯はいろいろあるかもしれませんが、やめないで活用する方法(払済や変換する方法)はあるのです。
でも、付き合いで入った不本意な保険と言う見方をされ、加入保険の内容まで詳しく見てくれません。
③古い保険は役に立ちません
これは、特約の医療保険を指摘します。やっているのは国内・外資のすべての営業です。
最近の医療保険に比べて、入院5日目からしか入院給付金がもらえないとか、先進医療特約がついていないとか見劣りを指摘します。
特約を解約して、新たに終身医療保険を勧めるのかと思いきや、全ての保険を解約して新たに保険加入しましょうと言うケースが多いです。
④保険料がムダです、お金を増やしましょう
銀行系や証券系のFPに多い言い方です。前回の記事に登場したFPが言った言葉です。
彼らは関わってきた仕事からか、お金が増えるか増えないかで物事を見たり判断する傾向があります。
そして、加入保険の弱点を指摘して投資の優位性を主張します。
資産運用と保険の商品はそれぞれの目的や使い方があります。それを考えないで資産運用のみのアドバイスは偏っていると思います。
⑤月保険料が○万円以上はムダです
④と似たような言い方ですが、経験の浅いFPや営業に多いです。
お客様の家計簿を見た事がないし、万一のライフプランを作った事がないと分かる言い方です。根拠がない線引きで解約を促します。
万一のライフプランを作れば、保険金や保険料が適正かどうか教えてくれるのです。
保険は、肥満度の数値であるBMI値みたいに、この数値以上は肥満です!などと言い切れるものではないのです。
今度は機会があれば、「生命保険に加入させるこんな言い方」も書いてみようと思います。
<関連記事>
山形のお客様!セールスにやられてしまいましたね
https://ameblo.jp/ifpo7925/entry-12326467581.html
新しい保険に乗り換える時はココに注意してください!
https://ameblo.jp/ifpo7925/entry-12315295636.html
栃木・宇都宮の
FP・保険コンサルタント
五十嵐良太郎