NVIDIAの決算が予想外に良かったことで楽観ムードが漂っていましたが、一方で少し気になるニュースも入ってきています。アマゾンのジェフ・ベゾスやメタのマーク・ザッカーバーグ、JPモルガンのジェイミー・ダイモン氏が自社株を大量に売っているとのこと。
そして、著名投資家のウォーレン・バフェット氏は「株主への手紙」のなかで『米国内外の株式相場の高騰は「カジノ的」だと警鐘を鳴らした』そうです。
翻って日本の株式市場はどうでしょうか。最近の日経平均の高騰を牽引しているのは半導体関連の値がさ銘柄と言われています。もし、米国のマグニフィセント・セブンといわれている7銘柄が崩れるのなら日本株も少なからず影響を受けるでしょう。私は日経平均が36000円あたりの時に長期保有目的のもの以外は売却してしまい、この1か月間はグロース株を1銘柄買った以外は特に何もしませんでした。
その代わり東証プライムに上場している1660社弱の全データを取得し分析をしていました。すべての銘柄に対し自分なりの適性株価といいますか目標株価を計算で割り出し(大げさなものではなくありふれた手法の組み合わせや数値をアレンジをしたもの)、そこで割安とあぶりだされたものをさらに調べていくという方法を取りました。
これにより
①○○ショックのようなものが来ても動じずに対応できる自信ができた
②高成長は期待されていないけれど安定して収益が期待できる、安値放置されている高配当銘柄を知ることができた
という利点がありました。楽観ムードの時ほど危機に備えるチャンスかな。
今回VBAによるwebスクレイピング(webからデータを自動で取得)を久しぶりにしたのですが(東日本大震災以来)、昔に比べ進化していて便利で容易に取得できるようになっていました。新しい技術の習得は若い人に勝てないとは思いますが、年の功もあるといいますか、過去の知識はゼロにならず積み重ねていけることがわかったでまだまだ大丈夫そうです。