“蟹あじくらべ” 札幌発の稚内行き列車…そう本数が多い訳でもないが、新型車両が投入されている“スーパー宗谷”には社内販売がある…そこで登場するこのお弁当…


蟹の身そのまま…ほぐしたもの…で毛蟹、ズワイガニ、タラバガニの三種が味わえる…


北海道…何処へ行っても蟹だが…あれの多くは稚内港に入るロシアのもので…というような話しもしたくなってしまうが、このお弁当は良い!!

“黒牛弁当” 稚内の産品に他所で出会う…悪い気はしない…「地元で!?」と多少悔しい面もあるが…


宗谷岬辺りには、雄大な牧場があり、あたかもスコットランドか何処かのような景色の中で肉牛の肥育が行われている…その牛の肉を利用したのが「北の黒牛弁当」である!!


この肉に、札幌産タマネギをカリッと揚げたものが少々載り、御飯は北海道米と、「北海道で味わう地元の美味しいもの!!」というコンセプトの弁当だ。


札幌駅で入手可能だ…列車に乗る前に見付けると…9分9厘買ってしまう…

“ナポリタン” “ナポリタン”とは「ナポリの」というような意味の形容詞だが…イタリアのナポリで“ナポリタン”が愉しめるという訳でもない…他の国でも同様だ…何故か日本だけで通用している呼称なのだ…


これの起源に関しては、「何処かの喫茶店でうどん麺を使って造ったのが最初」というような曖昧なことしか判らないという…


南稚内駅近くでの腹ごしらえに寄った店のメニューにあった“ナポリタン”…トマトソースを和えたパスタにソーセージ、ベーコン、野菜類を炒めたものが絡む…なかなかに気に入った…

“匠味” 610円…この種のものとしては、高い・・・しかし、これを目にした際、気になって仕方がなくなり、「1日40個限定」とあるので、「夕刻に差し掛かる時間帯…在るのか?」と店員に尋ねると在った!!!


概ね10分程度の待ち時間を要するのだが、「席でお待ち下さい」を受けてテーブルに陣取っていると、店員が紙マットを敷いてくれて、フォークとナイフまで持ってくる…そして陶器製の皿に、紙に包まれたこのハンバーガーが乗せられて来る…暫し出てきたハンバーガーを見詰めてしまった…商品説明が刷り込まれた名刺大の紙があり、見ると「本日の製造責任者」とあって、調理を担当した店員の署名が入っている…


たかがファーストフードなのかもしれないが、店員を“職人”という扱いにし、彼または彼女、更に店とチェーン運営会社の矜持を賭して出しているメニュー…そんな印象を受ける…


「どうやって食べようか…」と思案したが、がぶりと齧った!!!


ポッてりとした赤み挽肉のハンバーグが、軽い塩味のパンに挟まっていて、新鮮な野菜とのコンビネーションが良い!!醤油ベースのソースが入っていて、これが肉に合う!!


私のように、「何処か他所に出た際に…」という程度にこの種のものを食べるのであれば、これはなかなかお勧めであると思う!!

ジンギスカン定食 休日の夕方…思いついてノシャップ岬へ…新しい宿屋が開業していたり、土産物店が少々立派な建物になって2階にレストランが開業していた…そのレストランの入った建物の外観は好きではないが、何気なく入ってみた店内は落ち着いた感じで良かった…大きな窓から望める利尻富士の島影が好い!!


やや早めの夕食を愉しみ、早く帰宅してゆっくりしようと、メニューを見て眼を留めたのは“ジンギスカン定食”である…


肉を焼いたものに野菜が添えられた皿にご飯と汁物…何処にでもある定食だが、肉がジンギスカンで、添えられた野菜が炒めたモヤシであるのが肝腎だ…これがジンギスカン定食である!!肉はやや濃い味が染みたもので、その味がするモヤシが添えられている…


汁物は…蟹の出汁を効かせた“てっぽう汁”である!!ご飯も意外に多い!!結構“腹の足し”になる!!


食後に珈琲を頼み、少しゆっくりしたが、“野口英世”約1名で小銭が出て来るという価格も好適である!!未だ寒いノシャップ岬…冷えた海を渡る白い波と、悠然と浮かぶ島影を望みながらの食事も悪くはない…


利尻富士(ノシャップ岬からの眺望) これからの季節は賑わいそうなノシャップ岬である…

トマトのイラストが入ったデザインに換えてみた…


「美味いもの」がテーマなので、こういうのも好いと思うが如何であろうか…

キャベツとアンチョビーのパスタ… パスタというのは、合わせる材料と調理の仕方でどのような味にもなるものではないかと思う…手を掛ければ限が無く、手を抜こうと思えば簡単に、ということになるが…しかし、比較的シンプルな組合せで「これは好い!!」というものを作るのは存外難しいのがパスタだ…


このキャベツとアンチョビーのパスタ…稚内の街を見下ろす、ビルの5階に入っている店の名品である!!


キャベツは加熱されることで甘味を増す!!このパスタのキャベツは、そういうことを教えてくれる…そして、オリーブオイルに溶け込む、アンチョビーとベーコンの塩味と、唐辛子の味がキャベツの甘味を引き立て、食欲を増進させる!!


このキャベツとアンチョビーのパスタ…大盛でいただいても、「もう食べちゃった…」という位、するすると平らげてしまう…「ご馳走様でした…」の時点で、未だ皿の底や、皿が載っていたテーブルが温かい…


最近、5階の店のランチメニューにこれが復活した!!ディナーメニューにも、勿論あって定番である!!


これからの季節は、各地の良いキャベツも出回るようになる…このメニューを楽しむ機会も増えそうな予感だ…

カツカレー… トンカツを揚げる…カレーを作る…どちらも手間が要る…カツカレーというのは、両方を同時にやらなければならない…家庭の台所で手掛けられるケースは意外に少ないと思うが如何であろうか?


ということで、「一寸外で…」という際にカツカレーを眼に止めると、何となく頼んでしまうのだ…


稚内駅の直ぐ傍にある喫茶店で、眼に止めたということで注文してみたカツカレー…適度に辛口のルーに、カツの揚げ加減も柔らかく、なかなか良かった!!


カツカレー…単独でも美味いものを組み合わせる…なかなか贅沢な一皿だ…

じゃこトロオムライス 味を付けたライスを卵で包み、ソースか何かをかける…オムライスというものは、作るとなれば存外手間が掛かる…しかし、なかなかに美味い一品だと思う。基本的には米の飯なので、腹持ちも良い…


このオムライス…起源に関してはよく判らないが、“洋風卵焼き”であるオムレツを踏まえ、これとピラフの類を組み合わせて発生したのであろう…卵と言えば、“卵とじ”の具を乗せる丼ものもポピュラーである。皿に美しく盛り付けられるものではあるが、発想としては丼ものに通じるのかもしれない…

オムライスは、ライスの味付けや卵の加減、そしてソースと、色々工夫する余地もあり、各地に“当店名物”があることであろう…


友人と月例会的に呑みに出た際に寄ってみた店で、“この辺じゃ1番☆”とメニューに記された、“当店名物”としての店主の自信と、☆マークを付けてみるユーモアセンスが滲み、それなりに好評であることを伺わせるオムライスを発見した。その時は試さなかったのだが、それが気になっていた…


強風に粒子の細かい積雪が舞う夜、拙宅で着手したプラモデルに缶スプレーで塗装を施したが、「乾燥を待つ間…」と称し、夜食に出てみることにした…バスで出掛けて、場合によって帰宅はタクシーという時間帯ではあったが…


そして、気になっていたオムライスを早速に頼んだ…これが好い!!


じゃこの入った、すっきりした味付けのライスを、柔らかい感じの卵で包み、中華丼の餡かけのようなトロっとしたソースが掛けられている…このスッキリとコッテリの“カクテル感覚”が素晴らしい!!


これで腹も膨らみ、気持ちも温かくなり、店内のBGMも良いので居心地が良くなり、少しゆっくりしてジンのボトルを取って、少々ロックで…なかなか良いものと出会った!!

蝦夷っ子ちらし弁当… これも“スーパー宗谷”の車内販売で求められる、名寄駅積み込みの弁当である…


イクラ、とびっ子、数の子に錦糸玉子と“卵づくし”である…これはお茶を片手にでも良いが、日本酒のつまみにもなりそうな気がしてしまった…


周囲の他の客に「食ってばかり居る奴だ…」と好奇な眼で見られることを顧みず、私はニシン・カズノコ弁当の他に、これも併せて求めてしまった…


車内販売の駅弁…昼間の長距離列車位でしか愉しむ機会がない…そして、この名寄駅積み込みの弁当は、意外に「知られざる名作」のような気もする…