昭和51年発行、翌年改訂というからずいぶん古い本だ。英語の学習書ならば新しいものがいくらでも出ているだろうにと思うかもしれない。

そして英語の綜合的研究を勉強しているというのにどうして買ったのかと疑問に思う人もいるに違いない。

実はこれは買いそびれた本なのだ。だからヤフオクに上がったとき飛びついてしまったのである。

この本は私が最初に入った高校で副教材として販売した参考書なのである。田舎の学校が指定するくらいだからどーせへぼい本なのだろうと思ってその時は買わなかった。

「よくわかる英文法」(赤尾、小川他著)をすでに持っていたので、まあ必要ないだろうと思ったこともある。

高校3年の夏休みに同じチャート式で清水先生単独で新たに発行された「基礎と研究新英語」をやったのでこの本とは縁がなかったのだ。

この種の文法書は1年の時に学校で配布されることが多いだろうが、少なくとも2年の夏休みまでに仕上げておきたい。

難関校を目指す人はこの時期までに仕上げておかないと本格的な受験勉強が始まる3年になって読む時間があるはずがない。

3年になったらネクステなど問題演習。わからないことがあるならばその時引くためだけの本という位置づけだろう。

高校の仲間のうちで出来るやつはたぶん読んでいたと思う。本棚に飾ってあるだけの連中もかなりいただろう。しかし相手となるのは出来るやつらであるはずだ。

この本を読んで勉強している人はどのくらい強くなっていただろう?と思ったのがこの本を買ってみようと思ったきっかけである。

実は最近の英語の学びなおしでもこの本のことが非常に気になっていたのである。どうせやるなら懐かしい本でと思ったのだ。

それで書店に行き青いチャートを手にしてせめてその本の後継にあたるものを勉強してみようとしたのである。

この本はお薦めである。試験で問われそうな文法事項はほぼ完全に網羅しているのではないだろうか?やさしい本ではカットされるかなり細かい事項も拾い上げられているから。

そして今より一つ前の六訂版についてはアマゾンのレビューで英検1級でも使えるというので、本がよりハンディだということもあってそちらに替えて勉強してきた。

学校で配られたEVERGREENなどが歯に合わないという方があれば躊躇なくこの本を薦める。

さて、手にしたチャートはいままで使っていたチャートよりやや薄い。どうしたものだろうと思っていたら、字が小さいのだ。おそらく情報量は互角だろう。

「よくわかる英文法」より受験に向いているだろう。(いい本なのだが)演習問題は例題、練習問題、章末問題とあってこれは現代のものより手厚いようである。

そして笑ってしまったのは「はしがき」「本書の学び方」「文法学習の心構え」は、昭和53年発行の「基礎と研究新英語」と同じであることだ。

この部分は荒木先生ではなく清水先生が書いたのだろう。1977年と書いてあるので、ひょっとして改訂前は別の文章だったのかもしれないが。