ジョブフェアは企業の合同就職説明会みたいなもので、政府によるものや民間によるもの、大学によるものなど、数多く開催されています。
今回のジョブフェアでも、大学生と思われる多くの若者がセミナーを聞いたり、面接を受けたりしていました。
業種的には、不動産、観光、BPO(コールセンター含む)等様々でした。
ローカル企業がほとんどで、一部欧米企業の姿はありましたが、日系企業の姿はなかったと思います。
この中では、特にリゾート開発会社のブースが人気が高かったように思います。
写真を見ていただければわかるように、日本の就職説明会と比べると、かなりカジュアルな感じがします。
しかし、特に女性の参加者はメイクや服装をばっちりきめてきており、男性参加者も短パンではなく皆、ちゃんと長ズボンをはいて参加していました。


同時開催されていたセミナーでは、「良い職を得るために重要なことは何か」というテーマについて、参加者とのセッションを交えながら解説していました。
それによると、重要なことは3つあり、1つ目は「コミュニケーションスキル」、2つ目は「クリティカルシンキング」、最後に「英語能力」とのことでした。
クイズのように、これら重要なことを参加者が言い当てる形式だったのですが、参加者はほぼ間違えることなくこれら3つを言い当てていたので、こちらではそういったコンセンサスがある程度あるのでしょう。
「パッション」とか「やる気」という答えも出てくるのかなと思いましたが、そのような答えは全く出て来ませんでした。
皆、実践的というか、「パッション」等の曖昧なことを言っても誰も信じてくれないのかもしれませんね。
3つのうち、1「コミュニケーション(対人)スキル」、2「クリティカル(ロジカル)シンキング」については、日本の就活でも流行りのように出てくるフレーズですが、やはり一番の違いは3「英語能力」ですね。
こちらでは日本と違い、英語ができなければ仕事に就くことは困難です。
また、こちらは日本と違い、大学の専攻と就く職業がほぼ括りついています。
将来の可能性というよりは、現在まで自分がやってきたこと、現時点で身につけているスキル(英語能力等)がもろに評価され、採用されることになります。
先日発表されたフィリピンの2012年7月の完全失業率は7.0%(メトロマニラは最悪の9.9%)で、特に完全失業者の半分以上(51.2%)が15~24歳の若者、19.2%が大卒者であり、大卒であったとしても就職事情は非常に厳しいことがわかります。
就職の機会自体、国内にはそう多くありませんし、新卒者であっても既卒者と同様に今何ができるかが問われることを考えると、学生時代に遊んでいる暇はありませんね。
日本は就職難だと言われていますが、企業の採用活動もグローバル化する中、日本の学生は、将来、こういったフィリピンの学生とも競争しなければならなくなるでしょう。
我々社会人も含めてですが、日本の学生は、日本の外にももっと目を向け、世界やアジアの国々の同世代をより意識することが必要な時代になってきたのではないでしょうか。まずは現状を知ることが必要だと思います。