「東日本大震災」から10年になります | 日本のくらしをふろしきで伝える わたしの生き方 粋になる 日本テキスタイルプロジェクト〜TSUTSUMU~

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こんにちは! 日本テキスタイルプロジェクトプロデューサー&講師 AtelierClipいいのたかこ(防災士)です。

 明日は3月11日、「東日本大震災」から10年になりますね。あなたは10年前はどうしていましたか? 私は、アルバイト先で仕事中、目の前の高層マンションが折れそうに揺れているのを見ながら「首都直下・・・来たか?!」などと考えていました。

どうしよう・・・どうしよう・・・と思っているうちに、交通機関はストップし、家に帰るには「歩く」しかない状況に・・・ちなみに大体22Kmあります。4時間くらいですかね?

家族はどうしているか?電話はかけない方がいいし、かけた人はつながらないと言ってるし・・・そのうち、メールで夫(会社)、娘たち(試験中と春休みで自宅)で無事という事がわかり一安心。

娘たちは高校生と大学生なので何とかなるだろうという事もあり、会社にも泊めていただける事になりとても助かりました。

とりあえず、食料を・・・とコンビニに行くと徒歩で帰宅する人たちがゾロゾロと歩いていて、コンビニの商品も品薄に・・・何買ったか忘れましたが、夜中にお腹が空かない程度の物は調達できたと思います。夜になっても寝られるわけでもなく、停電しなかったのが幸いで、ネットで被害状況など確認することができましたし、同僚が貸してくれた電気ひざ掛けも温かかったです。

 

 この時の事が防災を考える時の自分の中のベースのひとつになっていて、「外出中に災害が起きたら」「帰宅困難者になったら」・・・といろいろ想像する助けになっています。「今はいている靴で22Km歩けるか?」「もしもに備えて持っていた方が良い最低限のものは?」などと考えます。経験していないことに備える・・・見たこと聞いた事をフル動員して想像することが大切ですね。

翌朝になって、西武線が動く様なので駅まで30分くらい歩いて無事に帰宅できました。

 

3月11日を前にして、メディアでは色々な特集が組まれていますが、そんな中からも今後につなげていけたらと思っています。

 

さて、先日「東京備蓄ナビ」がリリースされました。「備える」といっても何をどうしたら・・・という時のヒントになると思います。カンタンな質問に答えるだけで、必要な備蓄量が表示されます。ご家族が多かったりするとちょっと驚くかもしれません、が、一気にではなくても、これを参考に始めてみるのも良いかもしれません。

東京備蓄ナビ→こちらです。もちろん都民じゃなくても使えます。

 

明日は、被災地に思いをはせると同時に、3日間「在宅避難するには?」という事も想像してみてはいかがでしょう?

 

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