こんにちは!水曜日担当の日本テキスタイルプロジェクト、
プロデューサー・講師のいいのです
お盆休みはいかがお過ごしでしたか?
今日は「終戦記念日」、この時期の前後は昔の事を振り返る機会が多かったりしますよね
先日実家に帰って、母の古いモノサシを見たのをきっかけに
子供時代の事をちょっと思い出しました
和裁をやっていた母は、和裁で使うモノサシを、私たちこどもの手の届かない所に保管していました、作業中「ちょっと貸して」とか言っても触らせてはくれませんでした
それは、cmではなくて、尺だの寸だのの単位の物で・・・
???尺だの寸だのは昔の単位?
正確には昔使われていた単位で「鯨尺(くじらじゃく)」といいます
尺貫法といって、長さに「尺」重さに「貫」を使います、計量法という法律によって1959年以降は,鯨尺の製造,使用は禁止されていましたが、77年に製造ならびに販売が認められることになった そうです
なるほど、手に入りにくかったから子供にはさわらせなかったんですね
和裁では今でもこの単位が使われていますし、慣習的に「尺」「寸」・・・など今でも使われていますね
また、建築で使われる「尺」という単位は「曲尺(かねじゃく)」といって、ややこしいことに、鯨尺とは長さが違います
鯨尺の1尺は約38cm
曲尺の1尺は30.3cm だそうです
単位の事とかも、調べ始めると、とても興味深いのです
「自由研究」とかにいいかもしれない(今からでも間に合う!)
そして、ふろしきのサイズですが・・・
ふろしきのよくあるサイズは
68cmくらいの二巾(二幅)といわれるもの、使いやすい大きさです
二幅(ふたはば)? これは、反物の幅が元になっていて
一幅=9寸、その2倍なので 二幅=1尺8寸 となりcmでいうと
68cmになります
ふろしきって・・・柄といい、使いかたといい、サイズにまで
忘れかけている日本の伝統文化が凝縮されているんですね
先日絵付けをしたふろしき(中幅45cm)です
大好きなコーヒーの柄にしました