チーム8の活動は、部活動と揶揄されることがある。平日は学校通い、アイドル活動は基本休日のみ。
学生の本分は勉強、部活動は学業に支障のない範囲で行うもの。アイドル活動もまた然り。
しかし芸能一本で身を立てようとするなら、数少ないチャンスをものにするため学業を捨てる覚悟が必要である。地方にいるなら上京は避けて通れない。
そういうわけだから、チーム8というのは、AKB本体や姉妹グループとはまったく違うコンセプトのグループだと思っていた。
地元在住が義務付けられる以上、ローカルアイドルがメインで、AKB本体との活動は副次的なものであると。
しかし発足当初というのは、そういう趣旨がどう展開するのかはっきりと見えるわけではない。活動するうちにどういう方向性を示すのかがわかってくる。
それで見えてきた方向性というのが、半一般人半アイドルというある意味中途半端な立ち位置だった。