生きるエネルギーアップをサポートする、生き方モチベーターの滝口です。
読者の皆さんは、小野田 寛郎（おのだ ひろお）さんという人を、ご存知でしょうか？
おそらく４０歳以下の人の殆どは、小野田 寛郎と言われても、ピンとこないと思います。
私が小野田さんを初めて知ったのは、１８歳の時にテレビで見た衝撃的なニュースです。
それはフィリピンのルバング島で、終戦を知らずに３０年間、戦争を続けていた日本兵が発見され、その日本兵が帰国するというニュースです。
そのころはテレビをつけると、最後の日本兵「小野田寛郎」の話題で持ちきりでした。
帰国後、小野田さんは、どんな人生を送ったかですが、ブラジルに渡り、小野田牧場を経営し、実業家として成功します。
その後、日本の少年犯罪が増えていることに心を痛め、祖国のためにという思いで、「小野田自然塾」を設立し、青少年の育成に尽力したのです。
ブラジルと日本を行き来する忙しい晩年でしたが、小野田さんは最後の最後まで社会貢献の活動に尽力し、９１歳の寿命を全うしました。
小野田さんの３０年間のルバング島でのジャングル生活を考えると、間違いなく衛生的には最低な生活だったと思います。
安心して眠れる住まいもないし、十分な食事を取ることもできなかったと思います。
しかも３０年間、戦闘状態を続けてきたということで、精神的には最悪の状態、膨大なストレスが溜まる状態だったと思います。
しかも戦闘状態に休日もバカンスもありません。
しかも病気をしても、医者にかかることもできないし、薬もなかったわけです。
ジャングルの中には、色んな病原菌やウイルスが存在してますから、何らかの感染症になってもおかしくありません。
現代医学で考えると、３０年間のジャングル生活で、健康で生き残る確率もかなり低いと思います。
それに合わせて、戦闘状態のストレスで、何らかの精神疾患を発症する確率もかなり高いと思われます。
またジャングルにおける３０年間の不健康な生活のために、長生きはできないと、医学的には判断されるでしょう。
しかし小野田さんは、男性の平均寿命７９歳より遥かに長生きの９１歳まで、元気に活動することができたのです。
医学的な常識とは、別の法則があるといえるのではないでしょうか？
比叡山延暦寺で平安時代から続いている最も厳しい修行と言われる「千日回峰行（せんにちかいほうぎょう）」の７００日目に、「堂入り」という修行に入ります。
「堂入り」という修行は９日間、断食、断水、断眠、断臥、つまり、一切物を食べず、水を飲まず、眠らず、横にもならず、お堂の中で真言を唱え続けるという究極の荒行です。
災害における人命救助に関する言葉で、「７２時間の壁」という言葉があります。
これは、人間が飲まず食わずで生き延びられる限界が７２時間であるという意味の言葉です。
つまり医学的には、飲まず食わずで生きられる限界が、７２時間、つまり３日間ということです。
「堂入り」の修行は９日間ですから、医学的な常識では、修行僧が生き延びる可能性は、０％ということになります。
しかし千日回峰行者は、その医学的な常識を超えて生き延び、その後３００日、一日６０キロを歩く回峰行を続けるのです。
まさに医学を越えた法則、今の医学では認知されていない人間の力が存在するのだと思います。
間違いなく、今の医学では認知されていない未知なる力を、私たちは持っていると言えるでしょう。
仏教では、人間の持つ未知なる力、無限の可能性を「仏性」と表現しています。
仏教では、世界中のすべての人が、みな平等に未知なる力「仏性」を持っていると断言しています。
医学的にも、遺伝子の９５％が使われていないと言います。
その使われていない、つまり眠った状態の遺伝子が目覚めたら、どのような新たな能力が発現するかは、想像以上であると考えられています。
確かに医学的な常識を基に、健康管理をすることも大事なことですが、医学がすべてではないという考えをもって、自分の中の未知なる力を信じて、安心して生きることも大事なことではないかと、私は思っています。
【今日の言葉】
医学的な常識を基に、健康管理をすると共に
自分の中の未知なる力を信じて、安心して生きよう！
最後まで、お読みいただいたことを、心から感謝いたします。
少しでも皆さまの心の幸せと生きるエネルギーアップにつながれば幸いです。
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人財育成のジェスリード
営業コンサルタント
滝口 祐幸
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