ショックな出来事が頭から離れず苦しい、その時の対処法
幸せに生きる技術を提案する、生き方アドバイザーの滝口です。 ショックな出来事が頭から離れず、立ち上がることさえできない時があります。 取返しのつかない大きな失敗をした時 長く追い求めてきた夢が、完全にダメになった時 人から酷い裏切りを受けた時 心から愛していた人と別れた時 大事な人が亡くなった時 絶対絶命の窮地に追い詰められた時 そのような悲しい出来事やショックな出来事に遭遇すると、人は、その悲しみや精神的なショックが頭から離れなくなるものです。 寝ても覚めても、そのショックな出来事が頭から離れず、それによる悲しみや絶望感に、苦しみ続けるのです。 そんな時は、前回のブログで勧めたような「好きなことを、好きなようにやる」という方法を実践しようと思っても、それすらできないということが大いにあるのです。 酷い場合は、部屋からも出られない、布団の中から出られない状態になります。 そんな時は、どうしたらよいのでしょうか? このような究極に追い詰められた時こそ、仏教や儒教、老荘思想といった東洋哲学が大いに力を発揮するのです。 東洋哲学には、そのような最悪の状況における「心を調える技術」が沢山説かれています。 私は、そういう時に「MC呼吸法」の実践を勧めています。 「MC呼吸」とは、仏教の「数息観(すそくかん)」という座禅から考案された呼吸法です。 基本的なやり方は、「自分の呼吸を数えることに、意識を集中させる」というものです。 人間の脳は、1つのことしか考えることはできません。 人間の脳は、同時に2つのことを考えることはできないのです。 この人の脳のメカニズムを利用しているのが、「MC呼吸法」と言えます。 つまり、自分の呼吸に意識を集中させることによって、頭から離れないショックな出来事から頭を離すわけです。 人間の脳は、同時に2つのことを考えることができませんから、呼吸を数えることに意識を集中させることによって、別のことを考える隙間がなくなるのです。 それでは「MC呼吸法」の具体的なやり方について、お話したいと思います。 「MC呼吸法」は、「調身(ちょうしん)」、「調息(ちょうそく)」,「調心(ちょうしん)」の三段階で、心を調えていきます。 最初の「調身」です、これは、文字通り、「身体を調える」ということです。 「MC呼吸法」には、「ショックな出来事から頭を離す」ということと、「乱れている心を調える」という2つの目的があります。 特に、心を調えるためには、まず「身体の状態を安定させる」ことが必要です。 身体が落ち着きなく、動いている状態では、心を安定させることはできません。 ですから呼吸法に入る前に、「調身」といって、身体の状態を調えるわけです。 簡単に言えば、自分の呼吸に意識を集中しやすい姿勢を作るわけです。 座禅が組める人は、座禅を組んでやるのがいいでしょう。 座禅を組むのは不得意という人は、椅子に座りながらやって下さい。 どちらにしても、大事なポイントは、背骨を垂直に保つということです。 つまり猫背になったり、後ろにのけぞり過ぎたりしないということです。 地面から天に向かって、真っ直ぐににそびえ立つ大木のように、背骨を天に向かって垂直に立てるのです。 次に大事なポイントは、手です。 右手の上に、左手をおいて、親指の先をくっつけて、円を作ります。 これを仏教では、「法界定印(ほっかいじょういん)」と言います。 形ができましたら、後は、出来る限り、肩の力を抜きます。 目はつぶってもいいですし、半眼といって、1メーター先を、ぼんやり見つめるやり方でもいいですし、自分が集中しやすい方でやって下さい。 次の「調息」、つまり呼吸を調えます。 呼吸は、腹式呼吸です。 息を吐く時に、お腹を引っ込め、息を吸う時は、お腹を膨らませるという呼吸のしかたです。 「調息」で大事なポイントは、「出来る限り、ゆっくり息を吐き、出来る限り、ゆっくり息を吸う」ということです。 お気づきの方もいらっしゃると思いますが、普通、深呼吸するというと、「吸って、吐いて」の順番ですが、「MC呼吸法」は、その逆で「吐いて、吸って」の順番です。 つまり「MC呼吸法」では、「息を吸う」ことよりも、「肺の中の息を吐き切る」ことに主眼をおいているわけです。 最後の「調心」ですが、これは「自分の呼吸に意識を集中させ、自分の呼吸を数える」ことによって心を調えていきます。 心の中で、「いーち」と唱えながら、息をゆっくり吐き切ります。 次に心の中で、「にーい」と唱えながら、息をゆっくり吸います。 同じように「さーん」と唱えながら、息をゆっくり吐き切り、「よーん」と唱えながら、ゆっくり息を吸います。 そして「じゅう」まで数えたら、また「いーち」から始めるのです。 この1から10まで息を数えるのを、だいたい3セットぐらい実践すると、頭にこびりついていたショックな出来事が、頭から離れていきます。 それと同時に、心がどんどん穏やかなになっていきます。 最近の医学の進歩によって、この「ゆっくり呼吸をする」ことを心がけますと、脳内に幸せホルモンといわれる「セロトニン」が増えることが分かってきています。 このセロトニンが増えますと、次のような素晴らしい効果が得られるそうです。 《セロトニンの効果》 ①心が穏やかになる ②ストレスに強くなる ③やる気が出やすくなる ④脳が活性化し、記憶力と思考力が高まる ⑤睡眠の質が高まる 呼吸法を実践することによってセロトニンが増えて、このような素晴らしい効果が得られることを考えますと、日々の生活の中で、呼吸法を実践しなかったら勿体ないと感じます。 ある意味、「MC呼吸法」は場所を選びません。 座れる場所があれば、いつでも何処でも、「MC呼吸法」を実践することができます。 セロトニンの効果を考えますと、苦しい時だけに「MC呼吸法」をやるよりも、日々の生活の中で、時間を決めて実践することが望ましいと思います。 この「MC呼吸法」が1つの習慣となる時、セロトニンの効果によって、どんな大きな問題にも折れることのない、強くしなやかな心が身に付いているはずです。 【今日の言葉】 人間の脳は、1つのことしか考えられない 自分の呼吸を数えることに、意識を集中させることによって 雑念を払うことができる 最後まで、お読みいただいたことを、心から感謝いたします。少しでも皆さまの心の幸せと生きるエネルギーアップにつながれば幸いです。尚、この「生き方進化塾のブログ」は、毎週日曜日の午後7:00に更新します。 人財育成のジェスリード 営業コンサルタント 滝口 祐幸尚、人財育成のジェスリードでは、東洋哲学から生まれた「ジャストマインドセット理論」 「ジャストセールス理論」に基づいた「モチベーションの技術」「レジリエンスの技術」「営業の技術」の研修やセミナーを実施しています。また「幸せに生きる生き方を学ぶ講座」をユーチューブで配信しています。ぜひ、ご視聴ください。生き方進化塾「幸せに生きる生き方を学ぶ講座」 合わせて、弊社ホームページもご覧くださいJESLeadホームページ