生きるエネルギーアップをサポートする、生き方モチベーターの滝口です。
私も２０代のころ、パワハラ上司の下で働いた経験があります。
その上司のパワハラは言葉の暴力で、気に入らないことがあると、すぐ感情的になって、平気で相手を傷つける言葉をぶつけるタイプでした。
また私が仕事の説明をしようとすると、必ず「まどっろこしい！もっと端的に言え！」と話をせき止めるので、私は、その上司の前で話すと、どもるようになってしまいました。
最近、若い人の話を聞くと、パワハラ上司は増えているように感じます。
今回のブログでは、そのようなパワハラ上司の下で働くことになった時に、どのように自分の心を守り、どのように働いたらよいかを考えてみたいと思います。
ただし、今回扱うパワハラ上司は、精神的な苦痛を与えるタイプの上司に限定したいと思います。
過度の労働を強いるような肉体的な侵害を与えるタイプの上司は別とします。
過度の労働を強いたり、暴力をふるうようなパワハラ上司に対しては、物理的に離れる必要がある場合が多いので、一人で悩まないで、信頼できる知恵者に相談すべきです。
例えますと、そのような肉体的に侵害するようなパワハラ上司は、「津波のような人」と言えます。
津波が来たら、みんな安全な場所に逃げますよね。
それと同じです。
そのような津波のような上司に対しては、思い切って会社を辞めるとか、部署を変えてもらえるようにお願いするとか、何らかの手段を講じて、安全な場所に避難すべきだと言えるでしょう。
それでは、肉体的な侵害まではいかないけれど、精神的な苦痛を与えるパワハラ上司には、どのように対処したらよいかについて、考えてみたいと思います。
まずは、パワハラ上司を冷静に観察し、その人間性の低さを明確にします。
「自分の感情を抑えられない人なんだ」とか、「コミュニケーション能力が足りない人なんだ」とか、「思いやりの心が育っていない人なんだ」とか、「智慧のない人なんだ」とか、思いつくままにノートに書くのです。
そのノートを改めて読み返すと、「なーんだ、あの上司は、人間的に未熟なんだ！だから、ああいう暴言を吐くんだ」と、納得することができるのです。
これによる効果は、２つあります。
１つは、そのパワハラ上司の人間性の問題によって、自分が被害を受けているという事実を知ることによって、心の痛みが少し和らぐという効果です。
もう１つは、そのパワハラ上司の暴言を真に受けて、自己肯定感を大きく下げることを防げるという効果です。
次に職場を「自分の人格を高める修行場」と自覚し、仕事を通じて、自分の人格を高めることを心がけると心に決めるのです。
そのように心に定めると、上司の心無い言葉や職場における嫌な出来事が、、自分の人格を高めるための修行と受け取ることができるので辛さが半減するのです。
事実、苦しい出来事は、それを「人格を高めるための修行」ととらえ、その苦しい状況の中、自分の人格を高める行いを心がけていると、人格を飛躍的に高めることができるのです。
人格を高める行いに関しては、このブログを通して、少しずつお話したいと思いますが、最も基本的な「人格を高める行い」は、何と言っても、「思いやりを実践する」ことです。
電車でお年寄りに席を譲るとか、そのような小さな思いやりであっても、その行為を続けることによって、少しずつ人格が高まっていくのです。
その思いやりの実践ですが、苦しい状況の中では、なかなか実践できないものです。
だからこそ、上司からパワハラを受けている最中とか、仕事で大失敗して落ち込んでいる時に、あえて「思いやりを実践する」ことによって、自分の人格を大きく高めることができるのです。
そういう意味で、苦しみは、大きく飛躍するための大きなチャンスと言えるのです。
そのような考え方で、パワハラ上司に接することによって、そのパワハラ上司は、あなたの人格を高めてくれる砥石となるのです。
とわいえ、体力にも限界があるように、私たちの精神にも限界があります。
もしパワハラ上司の暴言に、もう耐えられないと思った時は、無理をしないで、「逃げるが勝ち」という言葉を思い出し、物理的に離れるという手段を取ってください。
【今日の言葉】
職場を、「自分の人格を高める修行場」と自覚し
仕事を通じて、自分の人格を高めることを心がける
それにより、職場における苦しみは「人格を高める砥石」となる
最後まで、お読みいただいたことを、心から感謝いたします。
少しでも皆さまの心の幸せと生きるエネルギーアップにつながれば幸いです。
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毎週日曜日の午後７：００に更新します。
人財育成のジェスリード
営業コンサルタント
滝口 祐幸
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