生きるエネルギーアップをサポートする、生き方モチベーターの滝口です。

 

 生きる真の目的は、「自分の人格を高める」ことというお話を何度かしてきましたが、その人格の3つの心の中の智慧について少ししたいとお話したいと思います。

 

 非常に賢い人を智慧者と言いますが、一般的には学歴の高い人知識の豊富な人や、頭の回転の速い人を智慧者と認めているようです。

 

 しかし東洋哲学でいう智慧者は、そのような判断基準とは大分違っています。

 

 東洋哲学では、幸せに生きるための正しい判断ができる人を智慧者と認めています。

 人生には右に行くべきか、左に行くべきか、あるいは進むべきか、退くべきか、決めなければならない場面が数多くあります。

 その時の判断によって、人生が大きく変わるということが大いにあります。

 

 そのような人生の分かれ道において、幸せに生きる道を選ぶことができる人を智慧者というのです。

 

 幸せに生きる道を選ぶのは、決して簡単なことではありません。

 その理由は、幸せに生きる道は、自分の望む道とは違う場合があるからです。

 

 私を例にしてお話すると、私は24歳の時に営業の世界に飛び込んだのですが、営業の厳しさに精神的にまいってしまい、1年が経ったあたりには、辞めることばかりを考えるようになっていました。

 

 「とにかく、この辛く厳しい営業の世界から解放されたい」、それが、その時の私の望む道でした。

 

 しかし、その時の私の上司は、その私が望む道を、私が選ぶことを許してくれませんでした。

 私の上司は、会社をさぼってアパートで寝ている私の所に来てくれて、自分の新人時代の体験を話してくれて、私に営業の本当の魅力を熱く語ってくれたのです。

 

 そして上司は、営業の仕事に自信を無くしフラフラしていた私に、次にような「智慧=幸せに生きるための判断基準」を与えてくれたのです。

 

 「滝口、石の上にも三年という言葉あるだろう、とにかく3年頑張ってみろ!3年頑張れば、その先に必ず見えてくるものがあるから

 

 私は迷った末に、「営業の世界から解放されたい」という逃避の思考ではなく、上司が与えてくれた「3年頑張れば何か見えるモノがある」という希望の思考を選択したのです。

 

 かくして、その半年後、会社の販売コンテストで入賞したのをきっかけに、どんどん売上げを伸ばし、3年後には営業課長に昇進し、その上司の右腕として、営業マンを育成する側になることができたのです。

 そして現在は、営業の素晴らしさと可能性に魅せられ、より素晴らしい営業の技術を開発し伝える仕事をライフワークにするようになっているわけです。

 

 このように幸せに生きるための道が、その時の自分が望む道と違う場合が実に多いのです。

 ですから、幸せに生きる道を選ぶ能力といえる「智慧」を高める必要があるわけです。

 

 智慧を高める方法は、3種類あります。

 1つは、私の例のような「人から学ぶ」という方法です。

 それを「人上練磨」と言います。

 

 2つ目は、「本やメディアから学ぶ」という方法です。

 それを「書上練磨」と言います。

 

 そして3つ目は、「出来事から学ぶ」という方法です。

 それを「事上練磨」と言います。

 

 このブログも、智慧を学ぶための1つのメディアとなれるように、これからも週に1回、発信していきたいと思います。

 

 

 

 

      【今日の言葉】

 

      幸せに生きるための道は、自分が望む道とは違う場合が多い

  その時における幸せに生きる道を選ぶ能力こそ、智慧である

 

   

   最後まで、お読みいただいたことを、心から感謝いたします。

   少しでも皆さまの心の幸せと生きるエネルギーアップにつながれば幸いです。

   尚、この「夢と希望と自信と安心を作ろう!ブログ」は,

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