生きるエネルギーアップをサポートする、生き方モチベーターの滝口です。
ある30代の男性から、次のような相談を受けました。
「新しく支店長に赴任してきた人が、自己顕示欲がすごく強い人で、私たち社員が考えたアイデアも自分のアイデアみたいに本社に報告したり、社員が頑張って出した実績を、さも自分がやったように言ったり、とにかく自分のアピールだけなんですね。
正直言って、その支店長が来てから、仕事に関して全くやる気になれなくてサボることが多くなっています」
その結果、その男性の営業成績がどんどん下がってしまい、その支店長から叱責されることが多くなり、ますますやる気が出ないと言います。
そういう望まないタイプの人が、自分の上司になることは誰にでも起こりえることです。
今回のブログでは、そのような時に、どうやって仕事のモチベーションを高めたらよいかについて考えてみたいと思います。
確かに、そういう自己中心性の強い人が上司になると、その上司の元で働く社員のモチベーションは当然下がります。
ただ、その下がったモチベーションのままで仕事を続けてしまうと、精神的なストレスがどんどん溜まってしまいますし、当然、仕事の実績もどんどん下がってしまうので、自分にとって大きなマイナスです。
そういう状況になった時に、私が勧めている方法は、「仕事の目的をしっかり自覚する」という方法です。
最近、ビジネスマンと話をすると、仕事における目標は明確なのですが、仕事の目的は不明確という人が多いように感じます。
つまり多くのビジネスマンは、達成しなければならない目標だけを追いかけて、「何のために仕事をしているのか?」といった仕事の目的を意識しないで仕事をしているわけです。
結論から言いますと、仕事における目標だけを追いかけて、「何のために」という仕事の目的を意識しないで仕事を続けていると、最悪の状況に遭遇した時に、必ずモチベーションが下がってしまうのです。
つまり、仕事における高いモチベーションを保つためには、仕事の目的をしっかり意識することが不可欠なのです。
皆さんは、「あなたにとって仕事の目的は何ですか?」と問われたら、どうお答えになりますか?
私が考えている仕事の目的は、次の5つの目的です。
《仕事の目的》
① 自分の人格を高めるため
② お客様の幸せのため
③ 社会を良くするため
④ 会社の発展のため
⑤ 自分の生活のため
最近の若者は、「自分の生活のため」だけで仕事をしている人が多いようです。
もちろん「自分の生活のため」ということも、仕事の目的と言えるわけですが、私が特に勧めている仕事の目的は、「自分の人格を高めるため」と「お客様の幸せのため」の2つです。
この2つの仕事の目的を意識して仕事をすることを私が勧めている理由は、この2つの仕事の目的を意識して仕事をすると、脳内に幸せホルモンと言われている「オキシトシン」が分泌されるからです。
オキシトシンが脳内に分泌されますと、多幸感効果ということで幸せを感じやすくなります。
ですから仕事においても幸福感と充実感をもって行うことができるわけです。
つまり、より楽しく仕事をやることができるようになるのです。
更にオキシトシンには免疫力を高める効果がありますので、より健康になるわけです。
健康であることも、高いモチベーションを保つ大事な土台です。
そういうことで私は、「自分の生活のため」だけでなく、「自分の人格を高めるため」と「お客様のため」の2つの仕事の目的を持つことをお勧めするのです。
仕事を通して人格を高める目的意識を持つと、仕事における様々な苦難も、人格を高めるチャンスと受け取れ、前向きに乗り越えることができます。
また真剣に「お客様の幸せのため」を思って仕事をしますと、心の底から仕事の喜びが湧き上がってきます。
ぜひ試してみてください。
【今日の言葉】
「自分の人格を高めるため」と「お客様のため」の2つの仕事の目的を持つことによって、最高のモチベーションをもって仕事をすることができる
最後まで、お読みいただいたことを、心から感謝いたします。
少しでも皆さまの心の幸せと生きるエネルギーアップにつながれば幸いです。
尚、この「夢と希望と自信と安心を作ろう!ブログ」は,
毎週日曜日の午後7:00に更新します。
人財育成のジェスリード
営業コンサルタント
滝口 祐幸
尚、人財育成のジェスリードでは、東洋哲学から生まれた「ジャストマインドセット理論」
「ジャストセールス理論」に基づいた「モチベーションの技術」「レジリエンスの技術」
「営業の技術」の研修やセミナーを実施しています。
合わせて、弊社ホームページもご覧ください