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いえのレコードを聴きなおす

音楽やオーディオなどです。ステージ4の癌になりました。

7/31で食道癌の手術から2年を迎えました。最初の診断では余命半年だったものを何とか生き延びて、でもほとんどの人が手術後の半年から1年程度で再発しているらしいとあとから聞いて、なるほど、だから5年後の生存率が2割切っているのね、って納得しつつ、でもなぜか生きてます。まだわかりませんし、そのつもりで日々をその日暮らしで終わるので良しとしてます。次の瞬間突然に死が訪れるかもしれないのだから、この瞬間を楽しい気持ちでいれば良いのです。でも実際には常時あちこち痛かったり息苦しかったり、めまいとか頭痛や腹痛とか、なんだかそんなやつがありますから、できるだけないことにして、涼しい顔をしてやせ我慢をしてるんですけど、それでもいいから生き延びたいんでしょ?ってことで治療をしたんだよね、って言われればそうかもしれませんし。でも、その時はそんな選択肢はなかったけどね、って思います。例えて言えば、飲んでないのに常時二日酔いの状態が一生続いているような感じでしょうか。何となくね。体質的にか、私はあまり二日酔いの状態にならないので、何となくのイメージです。そりゃそうだけど、ずっと調子悪い感じです。

 

まあ、でも2周年ということで何か聴きましょう。私はバカの一つ覚えみたいにMANDO DIAOが今でも好きなので、2002年のファースト。グレーの盤のやつです。

当時すでにレコード屋だったので、もちろんリアルタイムに知ってましたけど、当時は同時代のロックを聴くという気持ちがなかったので、特に興味はありませんでした。何で、どういったわけでいつ頃から聴き始めたか覚えてませんが、まあ、このアルバムは誰だって聴けば好きになるかと思いますし、皮肉な意味は一切なく、ひとに薦められるロックですよね。誰に薦めたってき

っと良かったですって言ってもらえる、そんな気がします。カートリッジをMCX10にしてから初めて聴きましたが、かなり相性が良いと思います。なんか、混然一体となって鳴っているアルバムじゃあないですか。それがちゃんと分離して情報量が良くなって、でもパワーが落ちないという、MCでロックを聴く理想みたいな感じ、と言ったら言い過ぎでしょうか。

 

もう一枚選ぶとすると、Ode To Ochrasyかな。

2006年、サード。セカンドも良いのですが、個人的に好きな曲が多くてこっち。ファーストの方が録音が良いように思いますけど、まあいいでしょう。私が持っているのは裏ジャケがこんなになっていて、これ誰のサイン、ってずっと思ってたのです。

でもこれ、良く見ると、5人分のサインですよね、たぶん。画像検索とかで調べたら、この人たちはフルネームでサインする習慣はないみたいなので、いつもこんな感じっぽいです。自分で書いてもらったんじゃあないですから、わかりませんけど、文字によって筆圧が違うので、まあそんなところだと思います。

 

意外にサイン入りのレコードとか持ってるかもしれません。でも、砂の女と箱男に安部公房のサインが入っているのとか、林芙美子のサイン本とかは、買ったときにはちょっと感動しました。俗物と言われてもいいから、意外にそういうのが好きなんだな。