新潟県の古民家を三重県に移築することになりました。
先月下旬に建物の確認に行ってきました。
大阪から6時間かけて新潟県上越市へ。
道中、新潟県の山には雪のようなものが見えました。
今回の古民家は茅葺で鉄板を被せた建物です。
どっかりとバランスよく建てられていました。
下屋根にもデザインが施されています。
外部は雪を防ぐために板を打ち付けてあります。
内部の太い大黒柱と他の主要な柱には欅が使われていました。
丸太梁は三重に重ねられて梁としては珍しく欅が使われていました。
現代ではこの材料で建てることは難しいと思います。
これだけの欅は手に入らない。
木組み、木材に感動しました。
屋根裏の丸太も太く百年たっても変わらぬ姿です。
この古民家を三重県に移築します。
構造材はそのままで棟上をして竹小舞を編み、土壁を左官で塗る。
昔ながらの工法で自然のままに建てていきます。
この古民家がどのように蘇るか、今から楽しみです。