4709発目.死刑台の美女 | 僕、家元(時々チキンハート)です。

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(ネタバレあってもゆるしてね爆弾


*友人である犯罪学者の宗方隆一郎から、香港で開かれる世界犯罪学会に代わりに出席してほしいと依頼された名探偵・明智小五郎。最初は断るつもりだったが、足を痛めて入院することになった宗方の妻・京子の車いす姿を見て香港行きを決める。一方、資産家・川手庄太郎の自宅に正体不明の人物から「一家全員を皆殺しにする」と5日連続で脅迫電話がかかってくる。波越警部に協力を依頼されるも香港へ行かなければならない明智は、代理として宗方博士を紹介、彼もそれを快諾する。が、川手の三女・雪子が予告通り殺害されてしまう。死体の頬には3つの渦巻きが重なったような指紋、いわゆる三重渦状紋のあとがあった。また雪子の葬儀の日、川手の腹違いの妹と名乗る女・北園竜子が現れる。川手家の財産を半分よこせと要求する竜子、それを断固として拒否する川手。竜子は「財産を独り占めした報いだ。まだまだ恐ろしいことが起こる」との言葉を残し去っていく。そして次女の春子までもが殺害され、ストリップ劇場の看板に裸で磔にされてしまう。彼女の胸にも三重渦状紋のあとが。犯人は北園竜子なのか?


「浴室の美女」から3ヶ月後に放送された江戸川乱歩の美女シリーズ第3弾、「江戸川乱歩の悪魔の紋章より 死刑台の美女」。

タイトルにある紋章というのは指紋のことを指しています。

指紋というのは皆さんもご存じのとおり、1人1人違うもので2つと同じものはありませんが、4つのタイプに分類されます。

1つは弓なりになっている線のみで構成されている弓状紋。

左右どちらかの方向に蹄の形をして流れている蹄状紋。

円形もしくは渦巻き状の線で構成されている渦状紋。

そしてこれらのいずれにも属さない変体紋と言われるもの。

今回はその中でも渦巻き状の指紋が3つ重なったような指紋、いわゆる三重渦状紋が犯罪の小道具として使われています。


さて今作でも前の2作と同様明智さん、またしても美女に心がときめいてしまいます・・・

もう、本当に恋多き男なんだから!?

そのお相手は人妻、しかも友人・宗方博士の奥様である京子さん。

もう、文代にヤキモチ焼かれても知らないんだから!?

その京子さんを演じるのは松原智恵子さん、今はどちらかというと天然系?なキャラが目を引く女優さんですが、かつては吉永小百合さん、和泉雅子さんと並び「日活三人娘」と称されるほどの美女。

今もその美しさはほとんど変わりなく、僕のお袋と同い年というのが信じられないっす。

その松原さん以外にも多くの「美女」が活躍するのが今作品の特徴と言えるのではないでしょうか?

三重渦状紋という珍しい指紋の持ち主故に犯人の「美学」に利用されてしまう、北園竜子役の稲垣美穂子さん。

憐れ犯人の毒牙にかかってしまう川手家の次女と三女役の、結城マミさんに三崎奈美さん。

長女・民子役のかたせ梨乃さんはキャミソール姿で、あわや殺人振り子の餌食という大ピンチ!

その殺人振り子で下着が切れてポロリラブラブ!、というお宝シーンがありますが、残念ながら挿げ替えでしょうガーン

だって、あまりにも大きさが違うんだもん・・・

そして文代役の五十嵐めぐみさんも、負けず劣らずの大活躍!?

彼女も上半身ブラ、下はGパンという出で立ちで股裂きの刑にかけられるという災難に遭ってしまいます。

探偵の助手というのも大変なものなんですね?


そして宗方博士役の伊吹吾郎さんですが、彼は後に「妖精の美女」と「桜の国の美女」に重要な役どころで出演しますが、それはまた別の話。