3674発目.日経賞実況回顧 | 僕、家元(時々チキンハート)です。

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無敗で3冠を制した馬は、古馬になっても強かった!

それを示して見せた85年の日経賞実況回顧です。

しかし、皇帝陛下がまさかあんなことをするなんて・・・





有馬記念から3ヶ月、4冠を制した皇帝陛下が中山のターフに帰ってきました。G2・第33回日経賞は芝の内回り2500m、皇帝の参戦に恐れをなしたのか今年は8頭と少頭数で行われます。中山競馬場には5万人の大観衆、緑の帽子そして緑の勝負服シンボリルドルフの単勝オッズは1.0倍の元返しとなっています。8頭のゲート入りが終わりました。

ゲートが開きました、ホッカイペガサス・スーパーサバンナ・ロベルスポート・チェスナットバレー・カネアスカ・シンボリルドルフ・カネクロシオ・サクラガイセンの8頭、シンボリルドルフ好スタートから早くも2番手、5番のカネアスカが先頭、しかしシンボリルドルフが早くもかわして先頭に立った、1周目の3~4コーナー中間点、シンボリルドルフが先頭です、これは引っかかったのかそれとも岡部の作戦か、正面スタンド前にシンボリルドルフ単騎先頭で出てまいります、内に入ったカネアスカが2番手、外からカネクロシオ3番手から2番手を窺います、その後ろに1番のホッカイペガサスです、4番のチェスナットバレーと続いて場内歓声が沸き起こっています、さらに外からサクラガイセン、ロベルスポート後方2番手、最後方から2番のスーパーサバンナ8歳馬、これで8頭全部、シンボリルドルフが先頭で1コーナーのカーブに入っていきます。

何とシンボリルドルフ岡部幸雄が先頭で1コーナーを右にカーブを切っていきました、デビューから11戦目にして初めてと言っていいでしょう、シンボリルドルフの逃げに中山競馬場5万人のファンがどよめいています、7番のカネクロシオが2番手進出、カネアスカ3番手これは控えたのかそれとも後退か、さらに2馬身差8番のサクラガイセンです、1番のホッカイペガサス、外に1頭いますがチェスナットバレーか、チェスナットバレーがスッと前に上がっていきます、3番のロベルスポート、最後方からスーパーサバンナ、残り1000mに差し掛かります。

シンボリルドルフが自分のペースに持ち込んでいる、向こう正面から第3コーナーへ向かうところ、1馬身半差カネクロシオ2番手、カネアスカ3番手で変わりません、チェスナットバレーが4番手、サクラガイセンでありますが、内からホッカイペガサス、外を通ってロベルスポート、スーパーサバンナ最後方、剛腕郷原洋行最後の直線にかける作戦でありましょうか。

3~4コーナー中間地点、依然としてシンボリルドルフが逃げている、カネクロシオも2番手変わらず、外からサクラガイセン3番手に押し上げてきた、内にいるのがチェスナットバレー、ルドルフ岡部は手綱を持ったまま、持ったままで直線に入ってくる、カネクロシオ2番手。

第4コーナーをカーブして直線、直線に入ったシンボリルドルフ、ここから引き離しにかかるか、カネクロシオ2番手で200を通過、シンボリルドルフ引き離す、2馬身3馬身、完全にルドルフが先頭だ、2番手カネクロシオ、3番手外からサクラガイセン、内からチェスナットバレー、シンボリルドルフ圧勝です!3~4馬身差の圧勝!まざまざと見せつけた皇帝の強さ!2.36.2の勝ち時計!春の天皇賞へ万全の態勢!シンボリルドルフこれで11戦10勝です!


(昭和60年3月31日 第33回日経賞 勝ち馬・シンボリルドルフ)