3676発目.高松宮杯実況回顧 | 僕、家元(時々チキンハート)です。

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その年の皐月賞馬を、そして2年前の桜花賞馬を相手に逃げ切った93年宝塚記念での「杉本清の夢」。

93年の高松宮杯実況回顧です。





梅雨晴れの青空が広がっている京都競馬場です。ダービー以降秋まで休養に入ったライバルたちをよそに、今年の皐月賞馬が夏競馬最大の1戦に姿を現しました。赤と白の染め分け帽にご注目、第23回高松宮杯・G2は今年は京都競馬場に舞台を変えて行われます。芝の内回り2000mに14頭が出走、1番枠には2年前の桜花賞馬がいます。来週には本格的な夏競馬が始まります、それを前に控えての大一番、メイショウマリーン入って枠入り完了しました。

ゲートが開きました、夏の日差し降り注ぐ京都競馬場、ナリタタイシンは例によって後方からの競馬、ホワイトアローとロンシャンボーイ、4枠の2頭が出てまいります、ロンシャンボーイの方が前、5番のホワイトアロー、黄色い帽子マチカネタンホイザ、7番のサンドピープル、その外にアラシ、10番のサクラセカイオー、内から2番のヘラクレス、赤い帽子はオースミロッチ、外からヤマニンミラクル、内を通ってシスタートウショウ、エイティボレー、外から13番のテンシンランマン、ナリタタイシンは後方2番手、最後方からメイショウマリーンであります。

第2コーナーのカーブから向こう正面に差し掛かる14頭、ロンシャンボーイが先頭で2馬身くらいのリード、マチカネタンホイザ2番手これはちょっとかかり気味か、葦毛の馬体はホワイトアロー、その後ろ7番のサンドピープル、内を通ってヘラクレスであります。そして9番のアラシ、一昨年の桜花賞馬シスタートウショウがいました、それから京都得意のオースミロッチ、60秒前半で1000mを通過、ピンクの勝負服サクラセカイオー、その後ろにいました4番、赤と白の染め分け帽が皐月賞馬ナリタタイシンと武豊、外並んでいるのがヤマニンミラクル、真ん中にエイティボレーであります。そして8枠の2頭、メイショウマリーンとわずかに最後方からテンシンランマンと言った態勢で、内回りコース3~4コーナーの中間地点であります。

残り600を通過、先頭はロンシャンボーイ、宝塚記念では屈辱の殿負けを喫したロンシャンボーイでありますが、今日は快調に逃げています、マチカネタンホイザ2番手か、サクラセカイオー来ている、アラシ差を詰める、ナリタタイシンはちょうど中段。

第4コーナーをカーブして直線、ロンシャンボーイが逃げている、ナリタタイシンは外から2~3頭目、まだ中段の位置、ここから届くのか、200を通過する、マチカネタンホイザ、外からアラシ、外からアラシ、ナリタタイシンピンチか、武豊の右鞭が飛ぶ、ロンシャンだ、ロンシャンだ、ロンシャンボーイ、ナリタタイシンようやく2番手、ロンシャンボーイが逃げ切った!ナリタタイシン届かない!2番手までが精一杯か!?ロンシャンボーイの逃げ切り!皐月賞馬を破った!清山宏明してやったり!1.59.0の勝ち時計!


(平成5年7月11日 第23回高松宮杯 勝ち馬・ロンシャンボーイ)