本当の豊かさとは | 席亭こう生の落語的な日々

席亭こう生の落語的な日々

子供の頃からの落語好きが高じて、

いつの間にか落語会を主催する事に.....

全くの素人だった私がいかにいして

落語会を企画、運営しているのか

席亭こう生の落語的な日々...

豊かな暮らしとは何だったのでしょうか?


大きな家に住み、高級車を何台も持ち
美味しい食べ物や飲み物に囲まれ
休みには、レジャーや旅行に行く


私たちはそんな事を夢見てきました。


しかし、物の囲まれれば囲まれるほど
私たちは、より以上の生活を望むように
なっていたのではないでしょうか?


今回の地震で起こった津波の威力は
家も車も全ての物を、一瞬のうちに
押し流してしまいました


本当の豊かさとは何か


作家の曾野綾子さんはこう言ってます


「豊かさとは与える事である」




ある特派員がアフリカの難民キャンプを取材したときの
エピソードとして、ある新聞に書かれていたものです


この記者は滞在中に一人の子供となかよくなりました
毎日の食料さえ十分に手に入れらないキャンプ生活のなかで
その子供には、一日一個、とうもろこしの実が
おやつ代わりに与えれていました。


子供はそれをすぐには食べずに、
野牛の角で作った容器に入れておいたのです
貯まった5個ほどのとうもろこしの実を、
毎日取り出し点検し、まるで宝物のように扱っていたそうです。


取材が終わり、いよいよお別れの日がきました。
短い滞在期間でしたが、情が移り、
後ろ髪を引かれる思いで立ち去ろうとする記者のところに、
子供が走り寄ってきました


その手には、大切な宝物が二個、

記者へのプレゼントとして握られていたそうです。


今、テレビやラジオ、駅前や街角、公共施設やホール、飲食店など
あらゆる場所で義捐金の募金活動を行っているのを見かけます。


そこで、多くの人たちが募金をしている姿が見受けられます。


本当に豊かさとは何か?

もう一度考える機会ではないのでしょうか?


追記


人それぞれ様々な考えや思いがあり

出来る人が、出来るとき、すればいいのです。


募金をしない人が、周りから「悪」と見られるような
風潮にはくれぐれもならないよう.....






参考文献


「2012年の黙示録」 なわふみと著 たま出版