本屋の真ん中で、落語を語る | 席亭こう生の落語的な日々

席亭こう生の落語的な日々

子供の頃からの落語好きが高じて、

いつの間にか落語会を主催する事に.....

全くの素人だった私がいかにいして

落語会を企画、運営しているのか

席亭こう生の落語的な日々...

思ったより、きちんとした会場でした、本屋の中での落語イベント

何かの台で作ったであろう高座には、きちんと赤い布が引かれ、
落語を演る空間を確保するため、
高座の後ろと左右に天井から床まで幕が張られていました。

30脚ほど置かれたパイプ椅子は、開演する頃には、
ほぼ埋まっていました。

昨日、秋葉原のヨドバシカメラ内の書店で行われた
立川平林さんの落語会イベントに行って来ました

いくら幕で高座を覆ったとはいえ、
そこは書店の中

客席の後ろは、人が行き交い、レジを打つ音、店員さんの呼び込みの声、小さな子供の叫びなど、
落語を演るには、過酷な状況

しかし、そんな本来なら落語を演ってはいけないような会場で
平林さんは、チャレンジしていました。

なかなか暖たまらない会場、幕の端っこから覗き込む顔…

何度も折れそうになった心を震い立たせ、
闘っておりました。

落語会終了後の人ごみの中、カップルで聴きに来た二人が
「あの人の、落語いいよ、上手いよ」と平林さんの落語を評価しておりました。


平林さん、本当にお疲れ様でした!

これで、もうどんな会場でも大丈夫ですね


立川平林
「浮世根問」「平林」「唖の 釣り」