「あー。新しい香皿欲しい」
職場でぽそっとそう呟いたら、
「オススメのお店あるよ」
と、生粋の京都人たる同僚が教えてくれました←(救世主)
京都文化博物館の目の前にあるこちらの町屋。
中に入るとそこには古い陶器や磁器、漆器、ガラスなどが所狭しと並んでおりました。
「PRO ANTIQUES COM」
は江戸時代から昭和前期にかけての骨董品を取り扱うアンティークショップ。
店内は古いものが並んでおりますが、なかなかオシャレな雰囲気で、若い女性でも気軽に入ることが出来ます。
よく見たら値段もお手頃で、割引コーナーでは幕末の頃に作られたお茶碗が¥900台で買えちゃったりします‼
同僚、一時期めちゃくちゃハマったらしく、幕末のお茶碗が無駄にたくさんある、と語っておりました(笑)
アンティークショップとか敷居が高くて入った事なかったのですが、こーれは楽しめましたね‼
江戸時代の煙草盆や鉢、茶道具などを見せてもらい、ついつい長居してしまいました←
「香皿を探してるんです」
と店員さんに話すと、杯状のもの、貴重な金属でできたもの、ちょうどいい大きさの小皿など、時代を乗り越えてきた色々なお皿をピックアップしてくださりました。
一つ一つ説明を聞きながら、悩んだ末に手に取ったのが、こちら。
1850年代、幕末期に作られた珉平焼(みんぺいやき)の豆皿です。
香皿にするにはちょうどいい大きさと、何より鮮やかなグリーンの色が気に入りました♪
店員さんによると、珉平焼は江戸時代後期、淡路島の賀集珉平(かしゅうみんぺい)によって始められた焼き物だといいます。
一時阿波徳島藩の御用窯になったこともあったそうですが、珉平の死後は淡陶社が引き継ぎ、タイル業にシフトしていったため、大変希少価値のある焼き物なのだとか。
いや、九州民のわたくし、初めて知りました←
それにしてもあの激動の幕末期を掻い潜ってきた品をこうして手にしているのは、何とも不思議な気分がいたしましたね・・・。
幕末という時代が、そう遠い時代ではないことを実感いたします。
1850年代とか・・・ペリー来航のころじゃないかっ!←
ですがお値段お手頃でした‼
これは同僚もハマるはずだ(笑)
幕末期の豆皿に、リスンさんでGETしたインセンスを早速焚いて、何とも贅沢なひと時です(*´ω`*)
素敵なお皿もいっぱいあったので、またぜひ訪ねたいと思いました♪