鍋田横穴群 | 歴史と文化と和の心♪

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こんにちは☆

本日も史跡巡りレポ熊本編参りたいと思います。

チブサン・オブサン古墳から、豊前街道を車で走らせていると、鍋田水遊び公園にたどり着きます。

この公園の敷地内にある史跡が、鍋田横穴群(国史跡)です。

岩野川右岸の阿蘇凝灰岩の断崖約500mに61基の横穴が確認されており、いずれも古墳時代後期のものだといいます。

内12基の内壁・外壁に装飾文様が確認されているらしく、特に27号のものには大文字に両手足を広げた人物・弓矢・鞆・大小の靫・鎌や盾・馬が入口左外壁に施されているといいますね!

・・・それにしても頑強な岩壁にくり貫かれた穴、穴、穴・・・。

鎌倉の「やぐら」を思わせます。

まるでアパートやマンションのようです(笑)

熊本県内ではここだけでなく、他にも多くの横穴群が確認されているといいます。

現代でも普通にお墓を建てるスタイルから納骨堂、樹木葬、果ては「墓じまい」など、比較的スマートなお墓のスタイルになってきておりますが、何も今に始まったことではなく、墓制の歴史を繙いてみると、派手な墓を建てる時期もあれば、簡素な墓がブームだった時代もあります。

 

墓制は、その時代の姿を現す貴重な史料なのかもしれませんね‼

 

 

 

ということで、次回は古墳から一気に飛んで、田原坂のレポ参りたいと思います。