家入レオ 6th Live Tour 2018 〜TIME〜ファイナル公演を
東京国際フォーラムで迎えました。
全12公演。本当にあっという間だった。
本数は決して多くはなかったけれど、濃い、何にも代えがたい時間になりました。
そして、これからについての重要なヒントをいくつか貰いました。
ALを作っての全国ツアーは約2年ぶり。
その間ベスト盤やシングルはしっかりお届けしていたし、武道館公演、東名阪Zeppでの単発ライブも行ったりしていたから、
私的には空白の時間はなかった、と認識していたけれど。
当たり前に、みんなからは見えない時間の方が多い訳で、
だからこそ、顔と顔、目と目、という距離が大事なんだなぁって改めて思いました。
ツアーで色んな場所に行って歌った時、
やっと会えた〜!待ってたよ〜!って、来てくれたみんなの顔がキラキラしていて。
もっともっと色んな場所でライヴをしよう、って思ったの。
そして今ツアーでは新しいバンドメンバーをお迎えして。
私が小さい頃から観ていた映画「スワロウテイル」に出てくるバンド、
YEN TOWN BANDでギターを弾いていた名越由貴夫さんはじめ、本当に素敵な人たちと一緒に音楽ができたな、と。
なんでもそうだと思うんだけど、一度上手くいったスタイルを手放すのって、
簡単そうでやっぱり難しいことだと私は考えていて。
美味しい!と褒められた料理はずっと作っちゃうし、似合う!って言ってもらえた洋服はいつまでもお気に入りだし、
人生を変えた小説や映画はいつでも読めるように観れるように側に置いておきたい。
音楽もそうで、日々色んなジャンルの音楽を聴いて、
すごーい!なんだ!この新しい歌い方!って発見は嬉しくて楽しくて。
それが自分の中に根付いてくると、ひとつの方法として保存しておきたくなる。
それはとてもいいことで、でも、一歩間違えると、進化が止まるよね。
なんというか保存はちゃんと出来るんだけど、
本当に今パッと取り出せる、実践できる感覚を保存できる容量は結構限られてる。
持っているものを継続していくことも美学。新しさを求めて旅を続けるのも、また美学と思った。
今着てる洋服以上に似合うものが、あるかもしれない。
でも、ないかもしれない。今持っているものが最高のものだったと手放してから、はじめて気づくかもしれない。
だけど、バンドのみなさん、そういうのを、スッとなんでもないように手放しているように、私には見えて。
手放す時に、待てよ、と立ち止まりかける自分がダサく思えました。
いつも新しかったし、その日に、そのライヴに、正直な人たちなんだなぁと思った。
それぞれの音楽の在り方、向き合い方、ツアーを通して今、感じさせて貰えたことは
大きな財産になったなぁ。
こう書いているとなんか厳かというか、どんな雰囲気だったの?ってライターさんに取材で聞かれそうだけど、
本気と面白さと柔らかさ!こんな大人っていいなぁと思う人たちばかりの充実した現場でした。
名越由貴夫さん、玉田豊夢さん、前田雄吾さん、粂絢哉さん、宗本康兵さん。
バンマス須藤優さん。
どうもありがとう、ございます。
ツアースタッフのみなさん。
いつも本当に、ありがとうございます。
そしてデビュー当初から、環境が変わっても、私の想いを受け止め続けてくれている
舞台演出の向井さん、本当にありがとうございます。
そして、そして、このツアーに遊びに来てくれた、応援してくれたみんな。
ありがとう。また絶対会おうね。
すぐ会いたいね。
もらったもの、大事なものが多過ぎて、とても文字に起こせる量じゃないから、
風景を運べる、曲にこれからして行こうと思います。
曲作り、しよう。
そしたら、その曲を歌えば、どれまけ前に進んでもみんなとの思い出が蘇るもんね!
さてひと息、ではなく!今日も8月1日リリースのプロモーションですよー。
張り切って行ってきます。