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私は私と22年間一緒にいるけど、未だに自分の扱い方が分からない。

 

落ち着きはないし、物分かりもよくないし、人の話を聞いてるようで聞いてないし、地図に弱いし、面倒くさがりだし、言ってることも食べたいものも行きたい場所もやりたいことも瞬きする速度で変わってしまう。

 

努力しても同じところにいられないから、もう半分諦めてしまっているのと、

いっそ思い切り流されてみよう、と自分の毎日を他の誰かの物語みたいに面白がれている。

 

そうしてみると、

静かにでも確かな熱を持って自分の心が色んな方向に転がるのを感じる。

 

その動きに正直に生きていたいから、

瞬間にはちゃんと責任を持つ。でも未来には一切責任は持たないことにしたの、最近。

 

ずっと歌い続けていきたいから、って今を耐え忍んで、

それで年を重ねていって、それって本当の幸せなのかなぁ?って。

 

上手く言えないけど、生きる目的がいつの間にか、

音楽を楽しむこと、から、音楽を続けていくことに、すり替わってしまっていたなって気づいて。

 

それって本末転倒な気がしたの。

 

はい忍耐、忍耐、やっと10年、やっと15年の人生はきついよ〜って。

 

歌って楽しいな、表現っていいな、

あれ、いつの間にか10周年、15周年、いや20周年を迎えてました!の方がハッピーじゃん。

 

続けることが、大事なんじゃなくて、

今を感じることが私にとっては大事なんだって思ったの。

 

勿論現実はそんなに楽じゃないけど、理想くらい美味しく味付けしたいよねー。

 

それに自分や作品を何度でも疑う、からこそ、発見があって、

感動が生まれるんじゃないかなって、そういうこと含めて好き、って思うから。

 

ま、また壁にぶち当たったらわ〜わ〜って頭抱えるだろうけど〜。

 

そしてすごく正直に贅沢なこと言うと、

1年に3枚シングル、1枚アルバムって怒涛の5周年を走らせて貰って。

 

やりがいもあって、教えて貰ったこともたくさんあって本当に最高な時間で、

でも自分の中で1周した感が、どうしても、身の程知らずって分かってても、

生まれてしまって。新しい景色がみたい、もっと、色んなこと知りたいって。

 

そこには、正直にいたいし、

自分のこと縛らずに、挑戦してみようって。

 

ひとつひとつ真剣に、ね。

 

そうすると、ぐわ〜んって視界が広がって。

 

Zeppの初日9月6日だから、もうすぐで、

リハも大詰めな訳だけど、もうすんごいことになってるよ。

 

前にブログにも書いたけど、

色んな自分を発見したいからって気持ちを込めて、

バンドメンバーが今回のライブはいつもと違うのだけど。

 

これまで「それぞれの明日へ」をはじめ、

何曲かアレンジをお願いしていた本間昭光さんを中心に

バンドメンバーを集めて貰って音作りしてるけど。

 

笑っちゃう、本当に。

 

ゴールを決めずに、貪欲に、それを楽しんでる姿がかっこよくて。

 

私なんかが、当たり前過ぎて書くのも申し訳ないですが、

逆立ちしても追いつけなくて。

 

でも一緒にリハで音を出してると、不思議とやわらかい自信をくれるの。

だから、ついていくね、じゃなくて、私についてきてね、って気持ちになる。

 

これってすごいことだよねー。大きなところでのびのび歌ってるわー。

 

5年歌ってきたから、いい意味でこの曲ではこういう雰囲気になる、って予想がつくじゃない。それってすっごく幸せだけど、私はじめに書いた通り、同じ場所にずっといられるタイプじゃないから、同じ曲だけど、こういう感じ方もあるんだよーって、届けたい。

 

なんかいい意味で、応援してくれているみんなに

ハラハラ、ドキドキ、して貰いたいの。

 

それが、みんなの中でいい風に転ぶか、微妙に転ぶかはわからないけど。

 

そういうみんなの心に波風立てるのも、音楽の力な気がする。

 

たくさんぶつかって、もっとみんなとも仲良くなりたいの。

 

そして、定番、というか、この曲はこう、って最初にイメージを固める汗を流した、いつものバンドメンバーやスタッフさんがいるからこその、今で、これからなんだって思う。

 

関わってくれている人、みんな大好き。

 

みんなに感謝。

 

だから自分を甘やかしたくないんだー。

馴れ合いたくないんだー。でもずっと一緒にいたいなー。

 

見届けにきてね。わからないから面白いんだと思う。

迷ってるならきて、ね。