いつか、ワニと共同生活したい


蛇もいいけど、一時期飼っていた事あるからなぁ

ワニがいい

とびきりデカイやつ


一緒にご飯食べたり、歯を磨いたり、お風呂に入ったり


たくさんの愛情をそそいで

言葉でも行動でもそれを伝え続けるの


陽が沈んだら
ふたりでベットに入る


時々、真夜中に目が覚めてしまって


隣で寝てるワニの頭を私はそっと撫でてみる

そして、その身体の、皮の、あまりの冷たさに身震いして

ゆっくり息を吸い込んで
私はもう一度眠りにつく


ある日は、誰かに見られているような気がして薄っすら瞼を開けて


暗闇にはワニの光るふたつの目が浮かんでいて


私は思わず悲鳴を上げそうになるのを必死に堪えて瞼をぎゅっと閉じてもう一度眠りにつく


で、朝起きたら夜の出来事全部嘘みたいになっていて


自分の中にまだワニへの愛情があることを
とても嬉しく思うんだろうな


またワニと一緒にご飯を食べて、歯を磨くんだろうな

そんなこんなを繰り返して
私は最後ワニに食べられる

バクッと


自分の骨が砕ける音を
薄れゆく意識の中で聞きながら
私は生まれてはじめて安心したりして


ワニと過ごす日々は
特別な事しなくても真剣に生きてるって思えるんだろうな



ってよく分からないけど
昨日の夜、突然思って、突然ワニと一緒に住みたいって


くだらないかもしれないけど

そういうの書いていい場所でもあると思うから


ははは

ワニ

ワニ