あの人の事知ってる?って聞かれて。


はい、と。


ただ当たり前だけど、私が知っているのはあくまでその人が私に見せている顔だけで、その人の1部だけだ。


最近よく思うのは、相手の事を全て知るのはとても、難しいというか、不可能に近いんじゃないかな、って事。


分かりやすく説明する為に、例えば、恋人がいたとして、やっぱりその人には、出来るだけ、自分の綺麗な部分しか見せたくないから、言動も自然と柔らかくなる。


でも、ずっと笑顔でいられる訳もなく、日々の中で取り乱したり、怒ったりする時もある。


で、恋人と衝突した場合と、普段大事に思っている人達と衝突した場合、自分の言動は同じですか?、と聞かれたら、迷うけど、正直、答えはNOで。


やっぱり、好きだ、と思っている人より、普段、大事に思っている人には、少し、強い言葉をぶつけてしまうと思う。


弱いね。


でも、恋人は恋人で、相手が自分にだけ、優しかったり、厳しい言葉をぶつけてくれなかったりするのも、実は、寂しかったり、さ。


大好きな人と一緒にいると、少し、緊張して疲れる。特別な自分だけを、見せたくて、汚い部分は、見せたくない。


普段大事にしている人達と一緒にいると、緊張しないし、自然なありのままの自分でいられる。でも、特別な自分を、見せる必要はない。

誰かひとりの事を全部、知る、って、すごく難しい。


だけど、それを嘆くんじゃなくて、相手が自分に見せてくれる顔を信じていればいいのだと思う。


本音を語っても、真実を叫んでも、嘘だと言われたり、作られたものだと、言われたりする。

結局は、私の事を見る人が、見たいようにしか解釈しない。


だから、音楽活動以外で自分自身の事を語るのって、実はあんまり好きじゃない。


だけど、こういう場所があるとね、やっぱり書いちゃう。笑


みんなと繋がれる場所なんだけど、自分の事を露骨に書き過ぎているんじゃないかと、時々、反省したりして。


全部、好きなように受け取ってくれていい。


混ぜこぜにして、色んな角度から、汚してくれていい。


だけど、私は嘘のない自分の過去や現在、未来を歌ってる。


それだけは、そのことは、何度だって言うし、書く。


あはは、いたちごっこでもね、私の事を信じてくれている、このブログを読んでいる人がいるから。

ありがとう。