今日も1日取材でした。


部屋の中にいると、もう夜か、という感覚で、日々が過ぎていく。


なんかこういう日は、誰も待っていない家に帰るのが少し、嫌になる。


秋とか冬は特にそういう気持ちになりやすい。


電車に揺られる帰り道は、決まって、その日の出来事を反芻するのだけど。


途中からは、ライターさんに笑顔で尋ねられた、十代はどうでしたか?、の質問について、ずっと、考えてた。


インタビューはとっくに終わっているのに、ね。


社会的に大人として扱われるようになる、二十歳。


成人したから、はい、一人前、って訳じゃないんだけどさ。


子供染みた定義だけど、寂しさを楽しめるのが大人だと、これまで、思ってて。


だけどさ、結局、二十歳なっても、三十歳になっても、五十歳になっても、それぞれに生まれ持った性格、というものがあって。


私は、やっぱり、寂しさ、に人一倍、いや、二倍くらい、弱い人間なんだと思った。


そんなの、みんなだよ。
それを上手く隠せるのが、大人だよ。


って、言われそうだけど、無理して誤魔化してる時点で、強がりな気がする。


細かい事に神経すり減らしてる時間があるなら、寂しい、って思いっきり泣いて、困らせて、友人宅に駆け込んでる人の方が、よっぽど行動力ある大人に見えたり。


それが迷惑!って思うか、可愛いやつめ!って思うかは、当事者が決めればいいのであって、周りがどうこう言う事じゃない。


自分を受け入れてくれる人に、これから、どれだけ出逢えるか、なんだよね、きっと。


大人、という定義は、無限にあるから、同じ世界で生きている人と、心を半分こすればいいんだ。


憧れとか、尊敬とか、学ばせて貰える事がたくさんで、それも楽しいんだけど。

まだ、答えを手に入れてない、一緒に迷える、恥ずかしいこと出来る人とも、出逢いたい。


たくさん、たくさん、知りたい!見たい!聞きたい!感じたい!


やりたいことが、たくさん、あるの。


でも、具体的にやりたいことを言えるようになる為には、触れることだ。