思春期を終える、って、
結局、矛盾に耐える強さが備わった、という事なのかな。
考えれば考えるほど身動きがとれなくなって、息苦しくて、
見え隠れする、偽善や権力に絶望したあの頃。
こういう世の中を作ったのは誰?、って
その怒りの矛先を大人に向けてたけど。
その大人だって、この理不尽な世界の作り手じゃなくて、
私と同じように17才や18才の時、もがいていたんだろうな、って。
生きるって、矛盾することだ。
それは、仕方がない。
私たちの世界は私たちが作っていて、その私たち人間が矛盾した存在だから。
だからって、黙って見てるのは絶対に違う。
矛盾を嫌悪した思春期を終えて、矛盾を受け入れて、諦めるんじゃなくて、矛盾を変えていこうと、
それぞれのやり方で、それぞれの居場所で叫び続けることが大事なんだと思う。
矛盾している世界を見て、泣きわめくことは簡単だ。
理想を並べるのも簡単だ。誰かを責めることは、もっと簡単だ。
私は、勿論だけど、完全無欠な人間じゃない。
だから、矛盾を受け入れる。
だけど、絶対あきらめない。