『ナルシスト、ですね。』


そう言われて、褒められている、と感じる人は少ない気がします。


私自身も、あまり良い印象を持っていなかったのですが、カフェで素敵なキャリアウーマンの方を見て、ふっと思いました。


ナルシスト、って、誇るべきことだ、って。


リハーサルが大幅に巻いて終わり、次の予定までに時間あったのでカフェに入りました。


注文の列に並んだ私の前に、高いピンヒールに、膝丈のスカート。


暗めの茶色に染められた髪を程よく巻き、ポニーテールにし、トップのボリュームは、派手にならない高さに計算され、耳には品の良い小ぶりのパールピアス。


絵に書いたようなキャリアウーマン。


注文を終えて、テイクアウトの受取り口でコーヒーを待っていると、先ほどのキャリアウーマンの方と、お店の方がなにやらお話をされていて。


どうやら、お店の方がコーヒーの種類を間違えた様子。


その女性は、店員さんに、にこやかに対応し、数分後。


なんと、次はサイズ間違い。


お昼時ということもあり、店内はコーヒーをテイクアウトする人や、サイドメニューを頼む人たちで、かなり混雑していて。


流石に、その女性も、一瞬、戸惑っていましたが、きゅっと笑顔を作り、大丈夫ですよ、と一言。



ナルシスト、または、ナルシシスト、を辞書を引くと、自己陶酔型の人、また、うぬぼれ屋、と、記載されていました。


上記に綴ったナルシシストの方は、言ってしまえば、こう、鏡でうっとり自分を見つめている人というか。



ただ、その生き方にも信念があると思うので、否定はしません。



どんなに美しい人でも、陰と陽を持っています。


誰かのものを欲しがったり、羨んだり、妬んだり、私もそうだし、人間ならしてしまうものです。


でも、その綺麗じゃない感情にどう対応するかで、人としての品格が問われると思います。


その感情に支配されて、自分をコントロール出来なくなり、相手に意地悪をしたりしてしまう。


でも、誇るべきナルシストの方は、この私がそんな感情に惑わされるもんですか!って、耐え忍んで、凛としているんだなぁ、って。



そのキャリアウーマンの方がナルシスト、って言っている訳ではないけど、自分のことを認められるからこその、余裕なのかな、って。


私も、かっこいい女性になりたいです。


さて、これからギターを弾きにスタジオいってきます。


そして、ツアーファイルのNHKホールが、今週の土曜日だなんて、時間が経つのは早いですね。

行きたいけど、来れないという方は5月6日(火)20時から、WOWOWで「家入レオ 3rd ワンマンTour ~a boy~」(4月26日@NHKホール)の模様を90分特集で放送しますのでよかったらチェックしてください。