「愛」
壮麗な花と、枯れかけている花。
1gの誤差もなく、同じだけ愛し合うことは、
ロボットや機械じゃないから、出来ません。
やっぱり、好きになったら負け、の部分が、
人と人の繋がりには、あると感じる人もいるかもしれません。
見返りを求めずに相手に「自分の全て」を差し出す。
傍から見れば、愚かな行為に近いのかもしれません。
でも、きっと、違うのです。
愛することは与えることで、与えた側の人間は、
それを犠牲、だとか、献身だとは思っていないのです。
相手の笑顔を見るためだけに
自身を削って、尽くす。
私は、レンズ越しに、
この枯れかけた花に、切なさを覚えました。
多分それは、
私がまだ、与える側ではなくて、与えられる側にいるからです。
まだまだ、子供ですね。
でも、現像から戻ったこの写真を見た時、
壮麗な花より、枯れかけた花の方が、美しいことに気が付きました。
そして、何故だか、
母に、
「ありがとう」って伝えたくなりました。
P.S
枯れかけた花=母じゃなくて、
その愛の偉大さに、そう感じたのです。
母は、皆さん、美しいです。
私も、強い人になりたいです。