みんなからの手紙やメール、

全部、全部、届いています。


本当に、ありがとう。


メッセージを読んでいると、

この子も、あの人も、私も、みんなそれぞれに何かを抱えながら、

生きているんだな、って。


福岡にいた頃、というか、中学生の時は

大人の話を真面目に聞いたことが、ほとんどなかったような気がします。


立場的に、どう考えたって子供は不利なんだから、

言われたことに対していちいち反論して馬鹿を見るよりも

明後日の方向を見ながら、適当に相槌を打っている方が利口に思えたからです。


でも、東京にきて、「大人の人」の見方が変わってからは、

真剣に聞く事が、どれだけ大切か分かりました。


私の知らない感情や景色や人生の楽しみを知ること出来るからです。


でも、だから、18の私よりも、遥かに色んなことを知っている人たちが

「今でも、自分が分からなかったり、迷うことがある。」と言うのを聞いてびっくりしました。


「どんな状況でも、いくつになっても、悩みはつきない」って本当なんだなぁ、って。


悩むと、体も、心も、運命も、自分のものなんだから、

粗末にしてもいいじゃん、って思うよね。


「なんで自分だけ、こんなに苦しいの?」って思ったり。


この痛みは誰にも分からない、って泣きたくなる気持ちもわかる。


でも人と同じで、悩みも十人十色なんだよ。


自分しか持っていない、感じていない、痛みなの。


辛いけど、自分が自分になって行くためのステップなんだよ。


悩むことは、自分になっていくこと。


だから、人はいくつになっても悩んで、自分を探し続けるんじゃないかな。



今度からは、

「なんで自分だけ?」じゃなくて、

この悩みは、私が私になるための「魔法」なんだって、思えたら素敵だね。


難しいけど、大丈夫。


1人じゃないって私に言ってくれる君には、

勿論、1人じゃない、って返す私がいるから。