10月24日。


私の1st Album「LEO」がリリースされる日。


13才から曲作りをはじめて、長かったような、短かったような不思議な気持ち。




あの頃は、いつも何かに怯えていた。


毎日、同じ制服を着て、同じ席に着いて、同じ教科書を開く。


誰も喋らない乾いた5分休憩が怖くて

会話が途切れないように、繕いながら、必死に授業開始のチャイムを待った。


一生、この狭い教室に幽閉されるんじゃないか、と本気で考えた。


こんなことを考えているのは私だけだと思うと、寂しかった。


得体の知れないこの恐怖がいつ終わるのか分からなくて、

誤魔化したくて、簡単な方に転がった。


皆と一緒なら恐くない。


ずるい私は同級生の青春の痛みに隠しながら

その焦燥感を大人にぶつけた。


でも、その度なんだか泣きたくなって、曲を作った。


手を貸してくれた人たちがいた。


探し続けた。


そしたら、みんなに逢えた。


劣等感に染まっていた私を変えてくれたのは

劣等感を抱えていたみんなだったんだよ。


弱い自分が作った曲に、

勇気を貰った、共感した、と言ってくれるみんながいる。


1人じゃないって、思った。


会ったことも、話したこともないけど

そんなのよりずっと、繋がっているよ。


1st Album「LEO」は、私の1枚でもあるけど

みんなの1枚でもある。


寄り添えるものになったと信じてる。


私が尾崎豊さんの曲を聞いて

あれ?これ私のこと言ってるんじゃない?って思ったように、

私の「LEO」を聞いてそう感じてくれる人がいると嬉しいな。


聞いてくれた人の名前が真のAlbumタイトルになるように「LEO」って付けたんだ。


あなたの1枚になりますように。