目がすっごく悪い。
少しでも薄いフィルター越しに世界を感じていたいから、
日中は眼鏡ではなくコンタクトをしている。
コンタクトをはじめてつけた時は、ありえないくらい感激した。
360度、黒目をグルグル動かしても、ぼやけたり、はみ出したりしないから。
いつの間にかそれが当たり前になっていたみたい。
目から入ってきた情報を意識せず漫然と見つめる日々が続いていた。
指の爪がコンタクトに傷をつけないように
息を止めて装着しなきゃいけない繊細な世界だと知っていたのに。
帰り道、裸眼で見つめる世界は心細くて。
でも、コンタクトをしている時以上に全身全霊でものを見ていた気がする。
P.S
眼鏡も大好きだよ。
見たくないもがあるとき、黒目を斜め45度に動かせば視界がぼやけるから。
極まりが悪くなると今でもやってしまう、悪い癖。