今日は、お仕事が夕方までだった。
突拍子もないことをしたくて考えていたら、
いつか本で読んだあの場所を思い出した。
10月6日の夕方の予定は私が決めた。
神様さえ予期しなかったはず。
運命なんかじゃない。
誰が決めた訳でもない、私が切り開いた16:03。
マネージャーさん達が切符を買うのを待ちきれず
改札口で、その場行進をひょこひょこしている私を見て笑う。
揺れる電車の窓から見えるのは、
犇めき合うビルなんかじゃなくて、生活感あふれるのどかな住宅街。
降り立ったその島は、
潮の香りがかすかに混じるそよ風で私を歓迎してくれた。
海までの道のりは、わざと人には尋ねなかった。
気ままに歩いた。
柴犬のゴン汰に会った。(散歩中の犬に私が勝手に、名前を付けた。)
塩味のバニラソフトクリームを食べた。(今でも口の周りを、ちょっと汚しちゃう。)
潮の匂いが濃くなったと思った瞬間、海があった。
船に乗って夕焼けを間近で見たけど、素敵だった。
生きてるって感じたよ。
そしたら、自然と歌を歌ってた。
帰り道の17:45は、びっくりするぐらい夜に近かった。
遠くを見ると、何色ものライトが作り出すブリッジが見えた。
綺麗だなって、目を凝らしたら渋滞で止まっている車のライトだった。
ちょっと、笑えた。
車のライトの近くにいると、「綺麗」なんて感想すら持たないのに
ふっと距離を置いて見てみると、そんなふうに感じちゃうんだから。
同じだね。
音楽な毎日を過ごさせてもらっていて
凄く有り難いことなのに、時々ナーバスになる。
(日々、ちゃんと分かっている。支えられているって。)
でも、ちょっと距離を持って毎日を見たら
こんなに応援してくれるファンの方々に支えられていると改めて気付く。
分かっているつもりじゃ、ダメ。
当たり前にしたくない。
しちゃいけない。
いつもこんなワガママな私を支えてくれてありがとう。
私、みんなが大好き!!!