小学生の時に図書館の特集ではじめて、その人を知った。


『手塚治虫の作品を知ろう』という、上級生が細い鉛筆で何回も

下書きしたであろう文字が、何故か目にとまった。


私はなんとなく、『火の鳥』を手に取り読んでいたら隣から、

『家入って、ジャングル大帝レオに似てるよね』って友人の声がして

『そうかな?』なんて軽く笑って受け流した。


それから数年後東京に来て私は、レオになった。

周りから目がライオンに似てるって言われたことや、大好きな映画『LEON』も勿論ヒントになっている。


でも、なんでレオかって、それはね。


小学生の時に、友人の一言があの後気になって、

放課後に図書室で『ジャングル大帝レオ』を読み終えたところにある。

物語の最後、レオはおじいさんと雪山で吹雪にみまわれてしまう。

そして、おじいさんに言うの。

『私を食べて生きなさい。』って。

凄く感動した。


私には、こんな大それたこと出来ないけど、

普段色んな人が言えずに苦しんでることを叫び歌い続けたい。


勿論、転ぶことだって、石を投げ付けられることだってあるかもしれない。

でも、自分の何かを犠牲にしても絶対そばにいるから。


だから、私はレオになったんだよ。

だから、名前を呼ばれる度にあの時の決意が蘇る。


最近色々な場所で、LIVEなどをやらせてもらって皆さんと

お会いする度に途轍もないパワーを貰います。


いつも、ありがとう。