神奈川県横浜市都筑区での古民家修復工事
とうとう曳家作業まで漕ぎ付けました!
出発!
到着!
お家の後ろ側も。
これから、レールの向きを90度変えまして、お家を敷地の隅の方に寄せます。
こうして置いて、新しい基礎を造ってそこに戻すわけです。
既存住宅の沈下修正、地盤改良工事に於ける最良の仕事です。
ここまでの工事はなかなかありませんのよね。
※最近では曳家は珍しいので作業しているとご近隣のみなさんが集まってきます「はじめて見た!」「あああ!動いているよ!」と声が聴こえます(笑)
こちらのお家は1856年慶応以前のものだそうです。
200年前の職人さんたちに現代の職人の凄さを伝えられるような熱のこもった仕事をさせていただいております。
いよいよ連休明けからは、長い横方向を曳きます。
土佐派「曳家岡本」ならではの小さなレールを7道も敷く、(普通はせいぜい4道)荷重の分散、安全性に優れた曳家工事です。
もちろんこの画像をよーく見て
「反力の獲れないところで、こんな台付けの細工をしているのか。なるほどな」
「この鉄橋スタイルのレールの枕木の敷き方はなかなか理にかなっているな」
などとのコメントもいただけると嬉しいぜよ(笑)
日々精進してますんで(笑)
※facebookに、「土佐派の曳家大工」のページが出来ています。
そちらに、かつお棟梁が動画も投稿してますので興味のある方は見てくださいませ。