新年あけましておめでとうございます!
みなさま、どんなお正月を過ごされましたでしょうか?
自分は・・映画「帰ってきたヒトラー」をあたご劇場で観て、
小説「ハリー・オーガスト15回目の人生」を読んだりしつつのお正月でした。
「ハリー~~」ですが、いわゆる人生ループものなんですが・・
やはりなかなか名作「リプレイ」には敵わないですよね。
そんなわけで人生を繰り返すことの出来ない「一般人」としては、悔いの無いよう頑張らなくてはなりません。
今年の「曳家岡本」としての自分のテーマは「究める」です(笑)
設計士さんになるわけでもありませんが・・今年は時間が出来たら、社寺仏閣、古民家も含めての構造について曳家なりに勉強して、より建物を傷めない工事が出来るよう精進しようと考えております。
さあ!!そんなわけで・・「この人たち、細かいな~」と笑っていただく画像です。
一番上の画像の縦においた枕木の内側が小さくカットされているのを見てください。
これは・・コラムの柱とH網の梁を溶接した部分のウィービングに、枕木が当たると、コラム柱にぴったりとくっつきませんから、全てカットさせました。
こんなことしなくても、上部に5分板でも嚙ませれば良いのかも知れませんが、出来るだけ1本の添え柱で完結させたくて、こうしました。
ちなみに、この枕木は昨年末に購入した「樫」です。サイズは135mm×120mmです。
もちろん、添え柱だけに頼らず、梁を享ける桝組みもいつものように組んでゆきます。
コラム柱を挟み込むH網も設置面を増やすために、H網の中にはめ込む専用サイズにカットした「樫板」を使います。
昨年末の安芸市伊尾木の古民家と、こちらの3階建ての住宅の曳家をするために、200万円近い工具の購入をしました。
毎回毎回、現場に合わせて購入してゆくことは出来ませんが・・
施工品質を保つためには、技術や手間だけでなく、ある程度は「惜しみなく良い道具を使う」ということもあります。
料理をイメージしていただくと理解しやすいと思うのですが・・
手間を掛けるだけでなくて、良い食材を良い調理器具で作ることで、美味しいものが創れますよね(笑)
で・・もって・・流行っている飲食店というのは、そこそこの値段で食材をケチらず原価率の高いものをでやっているわけですよね。
建築職人の世界も同じだと思うんですが・・
自分もそろそろ老後に向けての蓄えも考えないといけないお年頃ですから(苦笑)
そうかと言って施工金額を上げると仕事いただけませんので・・倉庫代や事務所経費などの固定費は仕方ないですから。
今の4人体制で仕事を途切れさせないよう頑張ってゆかないとな~~と。
考える親方です(苦笑)