満月と尾花

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ということわざは、疑心暗鬼の状態で物事を見ると、何でもないものが恐ろしく見えたり、逆に恐れていたものが実は大したものではなかったと気づくことを意味します。


これは江戸時代の俳人、横井也有の句「化物(ばけもの)の正体見たり枯尾花」に由来し、不安や恐怖を感じている時、誤解や思い込みを正す時、冷静な判断を促す時などに用いられます。


原因不明の体調不良がただの風邪であったり、噂が嘘であった場合にこのことわざが当てはまり、冷静に物事の真相を見極めることの重要性を示唆する教訓的な表現です。🌾✨






幽霊を覗けば月の光(かげ)浴びてゆらり佇(たたず)む枯尾花(かれをばな)見ゆ をさむ


#幽霊 #横井也有 #幽霊の正体見たり枯れ尾花


尾花(をばな・ススキの花穂)