昔、下高井戸に住んでいました。
そこは、所々に緑が残る、あちこちに古い木造アパートがある街でした。
そんな アパートの一室を借りて、プロの音楽家として初めて仕事を得た、その現場に通いました。
同棲していた女性に振り回される苦い経験もしましたが、今ではプラタナスの並木の家路を懐かしく思います。
その後、隣町の下北沢が若者に人気の街になりました。
山の手世田谷にあ って、下町の風情あるところが、その所以(ゆえん)かも知れません。
当時、時折下北沢で買い物をしたので、度々テレビに映し出されるその街並みを、懐かしく観ています。
今も、昔とかわらず、若者達が笑ったり泣いたりして、暮らしているのでしょう。
そんな若者に伝えたいこと。
ままならぬことに、あまり苦しまないで。くよくよするより、将来に向けていろんな経験を積むといい。
自分のことは棚にあげて、偉そうにのたまう鈴木なのでした。🍁✨
鈴懸(すずかけ)の落葉を踏めばカサカサと音(おと)なふ夜半の家路をゆきぬ をさむ