新渡戸稲造は、1921年に設立された国連(国際連盟)の事務次長に就任しました。


当時、国連に、フィンランドとスウェーデンの間にあるオーランド諸島をどちらの国に帰属させるかという問題がもたらされました。


フィンランドの自治領オーランド諸島は、スウェーデンにもロシアにも占領された悲しい歴史を有します。


第一次大戦の末期のオーランド諸島住民は、スウェーデン文化の中でスウェーデン語を話し、生活していました。住民がどちらの国に属するかをめぐり、戦争の危機をはらんでいたのです。


スウェーデン.フィンランド両国により裁定を託された案件は、新渡戸稲造の活躍により、諸島はフィンランドに属すが住民の自治を守る事が確定され、平和が保たれました。


フィンランドではこの新渡戸稲造の功績と日露戦争による(長い間フィンランドを苦しめたロシアに対する)日本国勝利という二つの歴史的出来事により、親日国となりました。🌲✨






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