5900年程前、現在の青森県青森市大字三内字丸山に、当時の列島の人口密度や文化水準からすれば街とも言える集落が出現した。

住民は北海道や本州の各地と交易した。

栗を大規模栽培して、おそらく冬期用の保存食とした。

またその栗の木を利用して巨大建造物を建てた。

さらに集落は、広い道路、工房、墓所などをそなえた。

やがて気候変動により、栗があまり実をつけなくなる。

民は離散し、活動の痕跡は土に埋もれていった。🪵✨





寂しくて雁(かり)は岩根を起(た)ちにけり をさむ