中国のヨウスコウイルカが、絶滅したそうです。

ダム建設や工業用水による水質悪化と、餌になる魚類の減少が原因らしい。

こんなときに、カップラーメンなどすすりながら、のんびり上原ひろみ(ジャズピアノ)など聴いていていいのか、とも思います。

ところで、このごろ、チャルメラの屋台などで出された、細ちぢれ麺の醤油味のさっぱりラーメン、あまり見かけなくなりました。

東武伊勢崎線の某駅のホームの立ち食いの店に、それに近いものがありましたが、先日食したら、以前のものとは違っていました。

旨くないというわけではありませんが、私が求める食感からは離れました。万人の味覚に合うようにしたのかもしれませんね。

子供の頃、風邪をひくと、父親がラーメンの出前をとってくれました。なぜならばそれを食べて眠ると、風邪が治ってしまうからです。

今思えば、スープの中に含まれるさまざまな野菜や鶏ガラなどのエキスが、栄養ドリンクの代わりをしたのでしょう。

当時ラーメンはプチ贅沢な食べ物で、寿司と同様に、当時の子供の小遣いでは、口にすることができませんでした。

だからこそ、たまに食するその味が、味覚に深く刻まれるのです。

そんな思い出深いラーメンを食べることが、私の幸せの一つになっています。

ちらほらと雪が落ちて冷え込む夜、駅前の屋台のラーメンをすすると、温もりが胃袋にしみて、心が満たされました。



二つ三つ万の雪降る聖(ひじり)橋 をさむ