以前加入していたウィルコムのツイッターの中に、「九州や沖縄では、ヒガシコクバル、ヤンバルのように、原(ハラ)をバルという」、とありました。

沖縄の方言が万葉言葉に近いと聞いている私は、「ハル・バルがさきにあって、九州を除く本土がハラ・バラに変化したのではないか」と打ち込みました。

沖縄出身のミュージシャン仲間も、万葉集にある言葉は沖縄の言語に近いと云っていますが、沖縄弁は、本土に通じる大和言葉です。

そして縄文時代から近代に至るまで、沖縄の文化の基本は本土のそれに近いものでした。

琉球列島は数万年の間にいろんな民族の侵攻があったことでしょう。しかし種の入れ替わりを免れて、繁栄し、現在に至ったのです。

海を隔てる遠方の地に近縁の民が存在することを、嬉しく思います。

そんな沖縄に大戦の戦勝国の軍隊が居残っているのです。         

規模に差はありますが、わがふるさと東京にも残っています。

また、地上戦こそなかったものの、度々首都ゆえの大規模な空爆を受けました。死者の数は広島県、長崎県、沖縄県に劣りません。

また敗戦後、進駐軍の本部があったから、米兵が大勢いて、とくに女性はひどい目にあいました。

そして小笠原は沖縄と同じ境遇にありました。

だから東京都民は沖縄県民の気持ちを深く理解できるはずです。

そんな沖縄県民がNOという米軍基地を、国会があり皇居がある首都東京に移転して、都民が国防の責任を果たそうではありませんか。

そして、沖縄県や日本海の沿岸は、海から自衛隊の艦隊が守るというのはどうでしょう。

東京都は沖縄県に似て小さく、かつ人口も多いので、用地確保がむずかしいが、たとえば太平洋にある都下の無人島を利用するのはどうでしょう。

現在、近隣国と紛争の起こる可能性がゼロではありません。

そんなときその駐日米軍が役目を果たします。

東シナ海へ出撃するには、距離に問題がありますが、海域に常時空母を待機させてカバーするでしょう。日本海や大陸へは、航空機で列島を越えていくでしょう。

沖縄県を除く都道府県民の無関心が、これほどまでに沖縄米軍基地問題をこじらせてしまいました。

まずは現実と向き合うことを、望むものです。

東京都民に愛と勇気あれ!




古暦忘れたき日をめくり見ぬ  (をさむ)